🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

”1番”ではなくて”100点”を目指す勉強を

ぐるぐるねこ男

 

先日、うちの中学生の子が「綺麗な写真を撮りたいからスマホが欲しい」と言い出しました。我が家では高校生になるまでスマホを持たせないルールなので、それは高校生になってから…と僕が説得しようとしたところ、うちの奥さんが「それじゃあ学校の成績で1番をとったらスマホ持たせてあげる」と、突然横から入ってきました。その子はとにかく勉強が大嫌いな子で、テスト前でもアニメやYoutubeを何時間も観続けて、いわゆる”ゼロ勉”でテストに臨む子なのです。でも学校の成績はいつも10番前後でそれなりに良くて、「授業聞いてれば大体わかる」と言って、真摯に勉強に打ち込む姿を見せてくれません。スマホをきっかけにちゃんと勉強して、もっと上を目指して勉強して欲しいという気持ちで「1番取ったら…」という奥さんの発言につながったのだと思いますが、僕はその言葉を聞いた瞬間に「その考え方は間違っているんじゃない?」って感じたのでした。

 

我が家では、家族全員でよくディスカッションをすることがあります。誰かの発言が、他のみんなにとって不快感や違和感を感じさせるようなことがあれば、みんなでそれについてとことん話し合いをするのです。側から見ればめんどくさい家族かもしれませんが、うちの子供に言わせてみれば「何でも話ができるから、この家に生まれてきて本当によかった」とのことです。時には親子喧嘩のようになることもありますが、納得にいかないことがあれば、個別でゆっくりと話を聞くようにしています。僕がいつも子供に言っていることは「まず、相手の話をよく聞いてあげる」ことと「話をする相手が、何を望んでいるのかをよく考える」ということです。コーチングの技術を今から身につければ、今後の人生に必ず役に立つはずなので、その辺りのノウハウは何気なく日々の生活の中で教えるように心がけています。

 

 

 

それはさておき、なぜ僕が「学校の成績で1番をとったら…」という考え方が間違っていると思ったのかというと、1番っていうのは試験を受けた生徒全体の中の順位であって、1番になるためには(当たり前ですが)他の誰よりも良い点数をとらなければならないということになります。自分自身が他の人よりも良い点数をとるに越したことはありませんが、逆に他の人が自分よりも悪い点数を取れば1番になるチャンスが出てきます。そこには「いい点数をとって1番になりたい」という気持ちと同じくらい「他の人には自分よりも悪い点数をとってほしい…」という悪意ある気持ちがあってもおかしくありません。もし、そんな気持ちで1番を目指すのであれば、それはかなり間違った考え方だと思ったので、僕はその場でこう言葉を続けたのでした。

 

「学校の成績が結果的に1番になったら喜んでもいいけど、そもそも勉強ってものは100点を目指してするもんだよ」

 

これは奥さんの言葉に対して「ふと思いついた」僕自身の”勉強”に対する考え方です。高校受験や大学受験、専門医試験などさまざまな試験を受けてきましたが、今までに「1番を目指す」スタンスで勉強に臨んだことは一度もありませんでした。しかし常に「100点を目指す」勉強はし続けてきました。100点を目指すのであれば、他の人の点数なんて全く関係ありません。また、他の人との競争ではなくて、自分自身との戦いになります。それと同時に100点という成績は「他の人と一緒に目指すことのできる共通の目標」になるので、まわりを巻き込んでポジティブな気持ちで一緒に勉強に臨むことができます。100点を目指していれば、結果的に成績が1番になることもありますが、1番を目指して1番になるよりも僕は絶対にこちらの方が良いと思っています。この話を子供にしてみたところ、「父さんの話って説得力あるなあ」って感心してもらえました。

 

ちなみに大学受験の勉強をしていた時に、100点を目指す勉強法で偏差値91.7をとったこともあります。もちろんぶっちぎりの1番でした。ご興味のある方は「物理で偏差値91.7をとるための勉強法」も読んでみてください^ ^

 

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それではまた^ ^