🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

居酒屋にはじまり、イタリアンで終わる夜

僕は居酒屋が大好きです。特に旅先なんかでは、メインストリートから一本細い道を入った路地裏に並ぶお店を物色しつつ、一時間くらいあてもなくぶらぶらと歩くのが大好きです。良さそうな居酒屋を見つけたら、意を決して「えいやっ」と入ってみることにしています。今までそのような居酒屋人生を送ってきましたが、この店は失敗だったなあという経験は一度もありません。お酒好きの人間は、旨いお酒にたどり着く運命なんだと(勝手に)思っています。

 

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先日は、たまに遊びに行く近隣の町まで足を伸ばしました。贔屓にしている懐石料理の店でもよかったのですが、ついフラフラと路地裏に入って行ってしまいました。よく知っている町なのですが、一本入るとそこは初めて訪れた異国の地のようでした。その日はとても暑く、そして喉もカラカラに乾いていたので、あまり時間をかけずに手っ取り早く目についた居酒屋に入ってよく冷えた生ビールを飲むことにしました。

 

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「とりあえず生(ビール)!」から始まり、よく塩の効いた枝豆を食べながらメニューを眺めました。その居酒屋は内装がとても簡素で、店舗にほとんどお金をかけていませんでした。その代わり、美味しい魚料理を安く提供するというのがウリだったようです。早速「海鮮ユッケ」を注文しました。マグロの骨の周りの一番美味しい部分のユッケで、ウニやイクラも乗っかっていました。真ん中の卵に箸を突き立てて、一気に掻き混ぜました。僕は旅先でもいわゆる「お造り盛り合わせ」を注文することが少なくて、むしろ最初からこのようなジャンキーな海鮮を好んで食することが多いです。

 

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そして同時に注文したのが「鳥の肝」です。さっと湯通しした鳥の肝を、胡麻油と塩だけでいただく”酒飲みの定番料理”です。新鮮さがそれこそ”キモ”であって、仕入れてくる鶏に自信がなければ出せない料理の一つです。

 

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こうなってくると日本酒の出番になります。どんなにクソ暑い真夏の夜でも、居酒屋では絶対に「生ビールは一杯まで」と決めています。学生の頃は浴びるほどビールを飲んでいましたが、歳をとってくるとビールだけですぐにお腹がいっぱいになってしまいます。時間をかけて居酒屋ナイトを楽しみたいので、最初から日本酒を注文することもよくあります。もちろん日本酒は「よく冷えた辛口の純米酒」に限ります。そのお店のオススメには特にこだわらず、メニューを見て分からなければ、店員さんをつかまえて「この中で辛口の純米酒はどれですか?」と尋ねるようにしています。その日は福島県のお酒をいただきました。この冷えた純米酒をクッと飲み干し、颯爽と一軒目を後にしました。

 

 

 

普段であれば、あまりお客の入っていない静かなバーを探すことが多いのですが、その夜はどうしてもイタリアンが食べたくなりました。一軒目の居酒屋で旨い酒を飲んでいる時に、ふと「人生は有限であり、限りある自分の時間を有効に使わなければ」という気持ちがふつふつと湧いてきたため、少し小腹が空いている状態で一軒目の居酒屋を後にしたのです。若干千鳥足気味で、ふらふらとイタリアンのお店を探し歩きました。まだ空は若干明るかったです。こんな時間から飲み歩きができる自分の人生に感謝の気持ちしかありません。スマホで調べたりしながら、こじんまりとした(そしてあまりお客の入っていない)イタリアンのお店にたどり着くことができました。

 

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テーブル席が2つで後は5人くらいしか座れないカウンター席のみの、とてもこじんまりとした雰囲気の良いお店でした。イタリアンといえど、静かでゴミゴミしていなお店の方が好きです。早速「生ハムの盛り合わせ」と赤ワインをボトルで注文しました。グラスワイン何杯分でボトル一本分になるから、どちらの方が得かというと…みたいないつもの”不毛の思考”を繰り広げ、結局ワインは(いつも通り)ボトルで注文することになります。少し冷えすぎた赤ワインでしたが、暑い夜に生ハムと一緒に飲むには最高の一本でした。(ちなみにワインのことは全く詳しくありません)

 

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そして最後はモッツァレラチーズがたっぷりと乗せられたマルゲリータです。焼きたてのマルゲリータピザが運ばれてきた時に、僕は”イタリアン”ではなくて”ピザ”が食べたかったんだということに気がつかされたのでした。居酒屋からはじまり、イタリアン(正確にはピザ)で終わるパターンの飲み歩きは、今までにしたことがありませんでした。しかしこの斬新な流れは、これからも全然ありだと確信した夜になりました。「フランス人は食後のチーズを一番楽しみとしている」みたいな話を聞いたことがありますが、日本人である僕もそんな気分でした。いずれにせよ、胃袋なんて最初から3つくらいあればいいのな…と思った夜になりました(笑)

 

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それではまた^ ^