🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

かけがえのない経験とコンフォートゾーンの話

ぐるぐるねこ男

 

僕は毎日(とは言っても週4日ほどですが…)車で通勤しています。信号のない曲がりくねった海岸線をドライブするように、ほぼ制限速度で30分くらいのんびりと車を走らせています。朝日に照らさせれた海面や、夕日の沈む水平線は言葉に表すことができないくらいとてもきれいで、季節ごとの潮風も心地がよいです。そんな通勤時に欠かせないのが音楽です。僕はAmazon Musicのサブスクサービスを利用していますが、これがまたとても秀逸で重宝しています。車の中で流す音楽を前日の夜に選び、あらかじめスマホにダウンロートしておきます。最初の頃はずっと聴こうと思っていたけど聴けなかったアーティスト(例えばミスチルやサザンなど)のアルバムを片っ端からダウンロードしていましたが、最近はジャズを好んで聴いています。

 

今でも鮮明に覚えていますが、僕がジャズを初めて知ったのは入籍した日の夜でした。当時はそれこそ朝から次の日の朝まで仕事をしなければならないくらい忙しかったので、入籍を予定していた日も仕事が終わったのは深夜でした。仕事が終わって大急ぎで市役所に飛び込み、宿直をしていた職員さんを叩き起こして入籍手続きをしたのです。対応してくれた職員のおじさんは「おめでとうございますぅ〜」と、眠い目を擦りながらお祝いの言葉をかけてくれました。そんなこんなでぎりぎり予定日に入籍できた僕たち夫婦は、お祝いをするためにどこかお店に入って乾杯することにしました。いつもバタバタしていたので、あらかじめ予約しておかなければならないような”おしゃれなお店”はキャンセルのリスクもあったので、僕たち夫婦は行き当たりばったりで”ちょっとお酒が飲める店”を探し歩きました。

 

 

 

深夜遅かったのでほとんどのお店は閉店していましたが、普段歩かないような商店街の中にポツンと一軒だけ”ジャズバー”みたいなお店が営業していたのです。お店に入ってみると、お客さんはカウンター席に女性が一人いるだけでした。バーのマスターと静かに話をしていました。僕は「夜遅くにすみません、まだ大丈夫ですか?」とマスターに尋ねたところ「全然大丈夫ですよ、どうぞ」と笑顔で答えてくれました。その当時はウィスキーも飲んだことがなく、洒落たカクテルのことも知らなかったので、僕たちは「とりあえず、ハイネケンとジンライムで」と伝えました。お店の中ではピアノの曲が静かに流れていました。マスターと女性客のいるカウンターの反対側にピアノが置かれていました。狭い店内でしたが、ピアノの存在感がその狭さを感じさせませんでした。

 

僕たちはハイネケンとジンライムで静かに乾杯し、新しい門出の日のお祝いを始めました。静かに話をしていたのですが、店内は四人しかいませんでした。お酒が進むと会話する声も少しずつ大きくなってきます。すると僕たち夫婦の話を聞いていたマスターが突然「ご入籍されたのですね。おめでとうございます」と言葉をかけてくれました。そして「お祝いに一曲どうですか?」と言ってくれました。入籍した日にふらっと立ち寄ったバーで、マスターにお祝いの曲を弾いてもらえるなんて夢のような経験です。ぜひ、お願いしますと僕たちはお願いしました。マスターは「それでは…」と言ってカウンターから出てきました。するとカウンター席に座っていた女性客もすっと立ち上がり、ピアノの方に一緒に歩いて行くのです。そして二人はピアノの前で小声で会話をし、マスターのピアノを弾き始めるとその女性がシブいハスキーボイスで曲に合わせて歌い始めてくれました。

 

 

 

そのお祝いの曲が何だったのか、お酒を飲みすぎていたせいもあり記憶に全く残っていないのですが、ジャズってことだけは間違いないし、聴いていてとても幸せな気持ちになることができました。そんな素敵な一夜も明け、翌日からまた激務に戻り、気がつけば転勤生活を送ることになったため、数年ぶりのそのジャズバーを訪れた時にはすでに閉店していました。しかしあの夜に、二人にプレゼントしてもらった曲を聴いて以来、僕はジャズが大好きになってしまいました。

 

ジャズって歴史あり、蘊蓄(うんちく)ありでちょっと難しい音楽ジャンルという印象があるかもしれませんが、僕は適当にアルバムを選んで自由に聴くようにしてきました。でもやっぱりたくさんジャズを聴いていると、自分なりに曲や知識の”整理整頓”もしたくなるものです。なので、自分がその日に聴いたアルバムの中で「このアルバムは名盤だ」「みんなにもぜひ勧めたい」「いつでも聴けるようにしたい」と思うものをピックアップして、ブログ記事の更新のタイミング(毎週、月・木曜日)で紹介することにしました。

 

 

 

先日、アメリカ人の友人の自宅でクリスマスパーティーがあったのですが、そこで元・Google社員だったというオーストラリア人と出会いました。彼はウェブサイト作成やコンサルなど手がけている会社を日本で起業していました。彼は「英語の情報は、日本語の情報の50倍以上だよ。だから英語ができないと絶対に損するよ」って”日本語”で上手に話してくれました(笑)自分のコンフォートゾーンの中だけで生活するのはストレスもなく楽しいのですが、でもやっぱり彼が言うように世の中は英語の情報で溢れかえっているす、また自分の英語力も少しは向上させたいという気持ちもあるので、だったらこの「趣味のブログ」で「大好きなジャズを紹介」しながら「英語の勉強もできる」状況を作ればいいじゃないかと思い、新しい『JAZZ』というカテゴリーを作ることにしたのです。

 

自分のブログなので誰にも迷惑かけることなく”トライ&エラー”を試すことができます。たくさん”JAZZ記事”がたまってきたら、A〜Zまでのカテゴリーを作ったりもしてみたいです。このアイデアは、僕がいつも楽しみに読ませてもらっている『書に耽る猿たち』という読書ブログからパクりました(本猿さん、ごめんなさい笑)。いいものはどんどん真似して、新しいことをとりあえず始めてみて、ダメだったら次のアイデアに思いを馳せます。「自分のコンフォートゾーンから飛び出してチャレンジする!」というよりは、「自分のコンフォートゾーンを広げていく」というイメージで、来年もこのブログ運営を続けてみようと思います。「明日はどのアルバムを聴こうかな〜?」って、ベッドの中でお気に入りのJAZZアルバムを選ぶのが、今まで以上に楽しくなりました^ ^

 

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それではまた^ ^