🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

「ドライブ・マイ・カー」的な休日を過ごす

ぐるぐるねこ男

 

仕事が休みの日は、できるだけ出かけるようにしています。歳をとったら「きょういく」と「きょうよう」が必要と言われています。これらは「教育」と「教養」という意味ではありません。「きょういく」とは「今日、行くところ」であり、「きょうよう」とは「今日する用事」という意味で、歳をとったら無理してでも何かをしてなきゃボケちゃうよ!っていう格言なのです。僕はまだ40代ですが、仕事に行く日も週4日で、その仕事も以前のように24時間ストレスに晒されるような内容でなく、夜もゆっくり安眠できる生活をしているので、自分の中では「これって定年退職後のおっさんの生活じゃね?」っていつも思います。本を読んでいても「読書は自分への一番の投資だ」なんてこれっぽっちも思わないし「どんなに素晴らしいことを書いた本を読んでも、実行しなきゃ読んでないのと同じだろ…」なんて冷めた考えを持つようになってしまいました。どんなに素晴らしい映画を観てその時は感動していても、少し時間が経てば「まあ映画も単なる暇つぶしに過ぎんよね…」なんて思ってしまいます。本を読んだり、すごい講演を聞いたり、感動の映画を観たところで、それを糧にして実際に行動に移さなければ、人生なんてそう簡単に変えることなんてできないし、そもそも無理に変えなくてもいいんじゃないかなあって思うようになりました。やっぱり家でじっとしていると、そんな歪んだ考え方に支配されてしまいがちになるので、仕事が休みの日はできるだけ出かけるようにしているのです。

 

前置きが少し長くなりましたが、最近読み返した村上春樹の『女のいない男たち』という短編集の中に「ドライブ・マイ・カー」という作品があります。この作品は映画化もされていて、アカデミー賞の国際長編映画賞も受賞しています。原作を書いた村上春樹さんも”この映画を観た”とどこかの雑誌に書かれていましたが、当の本人は「こんな内容だったかなあ?自分の書いた小説の内容を忘れちゃったよ」みたいなことを言っていたようです。作品の内容はともかくとして、僕はこの”ドライブ・マイ・カー”という響きが好きです。これは「僕の車を運転してください」と命令形なのか、それとも主語を省いた形で「自分の車を運転する」という意味なのか、まあでも英語が苦手な僕にとってはどちらでもよくて、”仕事が休みの日には、とにかく車で出かけよう”という掛け声的な言葉として自分の中では使うようにしています。というわけで、朝起きてすぐに(ホットコーヒーを片手に)車で出かけることにしました。

 

 

 

特に行くあてもなく、夕方までに帰ってこれるところまで車を走らそうかなと思い、マイカーのハンドルを握りました。車を走らせていると、カーステレオからは浜田省吾の曲が流れてきました。iPhoneからBluetooth経由で自動で音楽が流れるように設定しています。最近は浜田省吾のアルバムを、過去のものから順番に聴き直しているのですが、曲の内容が「少年から青年へ、そして大人になっていく」といった感じで少しずつ成長しているところが面白いなあと思い、長編小説を楽しむような感じで浜田省吾のアルバムを聴き続けています。よく知っている道を走りながら、今までに行ったことのない道へと入って行き、できるだけ出発地点である自分の家から遠くなる方向へと向かって車を走らせました。悠々と流れる大きな川沿いの道に出たところで、できるだけ山並みが険しくなる方向へ向かって走り続けました。浜田省吾のアルバムも3枚目になろうかとしていました。いつも通勤中に眺めている海から大きく離れ、全く違った海の方が近くなってきました。さすがにこんなところ(田んぼと山だらけの田舎道)には何もないだろうっていうあたりに差しかかった時に、驚くようなリゾート施設にたどり着いたのでした。思わず車を停めて、その桃源郷のようなリゾート施設に吸い込まれてしまったのです。

 

大江ノ郷自然牧場

大江ノ郷自然牧場

大江ノ郷自然牧場

大江ノ郷自然牧場

大江ノ郷自然牧場

大江ノ郷自然牧場


広い駐車場に美しいエントランス、そしておしゃれなスイーツのお店が僕を迎えてくれました。レストランはとても広くてゴージャスでした。お腹も空いていたので、ご当地バーガーとパンケーキを美味しくいただきました。平日だったので、開店時にはお客さんの数も少なかったのですが、ランチタイムが近づいてくるとすごい勢いで席が埋まってきました。こんな平日にこんなところ(桃源郷)で優雅にランチを食べることができるって、一体この人たちは普段何をして生計を立ててるんだろう?社会のためにちゃんと役に立っているのだろうか?って一瞬思いましたが「まあでも自分も人のことを言えないなよな…」といういつもの結論に落ち着きました。デザートにいちごミルクのジェラートを食べ、お土産のスイーツを買い込み、そしてバラ園を散策しながら最高の景色を楽しみました。やっぱり休日は家でじっとしているよりも、積極的に外出した方が楽しいですね。これからも「ドライブ・マイ・カー」的な休日の平日を過ごしたいものです。ちなみに今回の桃源郷はこちらでした^ ^(ご参考までに)

 

 

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それではまた^ ^