🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

「いい男」には「いい女」がついてくる

ぐるぐるねこ男

 

大学受験浪人をしていた時の話です。僕は電車で予備校に通っていたのですが、その電車の定期券代を稼ぐために、とある店でアルバイトをしていました。業務内容が過酷だったせいもあり、当時の時給は900円とかなり高めでした。週末は丸一日アルバイトで潰れましたが、そのおかげで電車の定期券代だけでなく、参考書や本を好きなだけ買うくらいのお金をゲットしていました。でも今振り返ってみても、よくそんなことしてて(せざるを得ない家庭の経済事情もあったのですが…)医学部に合格することができたなあって、他人事のように感心します。

 

そのアルバイト先には僕よりも歳下の高校生が何人かいました。その中に、身長が高くて、茶髪で笑顔がかっこよくて、いかにも女の人にモテそうな男の子が一人いました。彼の名前をここではF君と呼びます。F君は週末だけアルバイトに来ていましたが、時々姿を見ない日もありました。F君とたまたま部署が一緒になった時に「アルバイトに来ない週末は何してるの?」って聞いてみたところ、「あ、僕バンドしてるんです」と女性雑誌の表紙を飾ることができるくらいの爽やかな笑顔で答えてくれました。F君は年齢の近い友人とバンドを組んでいて、時々ライブハウスで演奏しているとのことでした。その日の仕事が終わる頃、F君の彼女が店にやってきました。道ですれ違ったら誰もが振り向きたくなるような可愛い女の子でした。彼女のいなかった大学受験浪人中の僕はF君を少しからかいたくなったので「彼女めちゃ可愛いじゃん!モー娘とかにも余裕で入れるよ」と言いました。するとF君は自信に満ち溢れた顔で「いい男には、いい女がついてくるんですよ」と答えたのでした。

 

確かに彼女は「いい女」のように見えたし、実際にそうだったかもしれません。そしてF君も「いい男」のように見えたし、実際そうだったかもしれません。F君は本気でバンド活動をしていて、将来は音楽だけで生きていきたいんだと言っていました。そんな真剣なF君に彼女は陶酔していて、どんなことがあってもF君をずっとそばで支えていくと決心していたかもしれません。F君は高校を卒業したら東京に出て、本格的に音楽活動をするつもりだと言ってました。僕は大学受験と同時にそのアルバイトを辞めました。「いい男」のF君がその後どうなったかはわかりませんが、少なくともメジャーデビューまでこぎつけたという話は聞いていません。「いい女」の彼女とどうなったのかなんて、僕には知る由もありません。

 

 

 

芸能界やハリウッド映画、そして日本のドラマなどを観ていると、「いい男」と「いい女」が一緒になるっていう状況をよく見かけます。絵に描いたようなスーパーカップルもいます。この世に生まれた瞬間から勝ち組の男女が、欲しいものを全て手に入れて幸せになるという奇跡は、目の前に現実として繰り広げられています。でもそんなカップルも、約50%の確率で別れるというのも現実として繰り広げられています。特に見た目が「いい男」と「いい女」のカップルに、その傾向があるように思えてなりません。結局のところ、”主役”同士だと上手くいかないくて、片方が”主役”ならもう片方は”脇役”に徹するというのが一番なのかもしれません。主演女優賞や主演男優賞を受賞するキラキラした人たちよりも、助演男優賞や助演女優賞を受賞する名脇役の方が、僕は昔から好きなんです。

 

「脇役に徹する生き方」ってなんだか素敵ですね。今日は「いい男」だの「いい女」だの、取り止めもないことを書き始めてしまったなあって思っていましたが、昔のことやどうでもいいことをいろいろと考えながらブログを書いていると、意外と「いい感じの結末」に持ってくることができて驚いています。女性が男性に「ついてくる」なんてことを書くこと自体、今の時代に合ってない表現だとは思いますが、僕は「いいブロガー」なんて目指していないので、書きたいことがない時は、こうやって適当に無責任なブログ記事を書くことだって全然”あり”なんです。明日は休みなので、僕のブログ記事のように”無目的”にどこかへ出かけようと思います^ ^

 

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それではまた^ ^