「あなたが朝起きた時に”もう30分だけ寝たい”と思うその時間は
きのう寝る前にあなたが
スマホをいじっていた30分と同じ時間」
僕の大好きな韓国の小説『カシコギ』からの引用（わかるかな？）になります。年末年始は夜更かしをする日が続き、しかも朝寒くて布団から出ることができない人が多いと思います。でもよくよく振り返ってみると、前の日に夜更かしした自分が悪いのであって、寝る前にいじるスマホの時間を睡眠時間に当てれば良いだけの話です。しかし僕も、寝る前にはスマホをいじったり本を読んだりしていますが、幸い僕は朝の目覚めが良くて、どんなに夜更かししても必ず朝5時すぎには目が覚めます。そして朝のルーチンワークを毎日必ず行っています。
プロ野球界で”世界一の安打製造機”とよばれ、数々の大記録を打ち立ててきたイチロー選手は、球界を引退した後も日々のルーチントレーニングをずっと続けているそうです。イチロー選手と僕なんかを同じレベルで語るなんて大変おこがましい限りではありますが、僕も急性期医療の最前線から身を引いて5年以上、毎朝のルーチンワークを欠かしたことは10日に一日くらいしかありません（あるんかい！）。
話を元に戻しますが、朝5時すぎに目を覚ます僕は、まず10分くらいかけて米国株式市場の動向をスマホでチェックします。S&P500指数は米国10年債の金利、そして爆益中のTMFの値動きや、その他の経済ニュース（ヘッドラインだけ）にざっと目を通します。そして（どんなに寒くても思い切って）布団から出て起き上がり、ベッドサイドに置いているトレーニングウェアに着替え、ウィンドブレイカーを着ます。そしてゲージの中で眠りこけている”ぐるぐるねこ”を突っついて起こし「おはよー」って挨拶をしてから朝のウォーキングに出かけるのです。
ウォーキングコースはいつも同じで、近所の山道を1時間くらい歩くようにしています。今の季節は出かける頃はまだ真っ暗ですが、山道を下って帰る頃には少しずつ明るくなってきます。ウォーキング中はポッドキャストで英会話の番組や「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！」など聴きながら歩いています。以前は普通にNHKニュースを聞いていたのですが、杓子定規で面白くないのでやめました。同じニュース番組でもユーモアを交えた内容の方が記憶に残りやすいという研究データがあると元旦に読んだ本に書いてありましたが、本当にその通りだと思います。
一時間のウォーキングから帰ると熱いシャワーを浴びて汗を流します。そして仕事の日は前日の夕食のおかずを中心に、簡単に弁当を作ります。朝食はいつも車を運転しながら食べています。砂糖と醤油をまぶした鰹節をご飯に混ぜておにぎりを一つだけ作ります。そして奥さんが作ったホットコーヒーを水筒に入れて出勤です。以前の記事「かけがえのない経験とコンフォートゾーンの話」でも紹介しましたが、ジャズを聴きながら自分が握ったおにぎりを食べ、奥さんの作ったコーヒーを啜りながら美しい海岸線を30分ほどかけて車で出勤しています。
朝の過ごし方って人それぞれだと思います。うちの家族を見ていてもそう思います。毎朝こんなに早く起きてウォーキングをしているのは、家族の中でも（そして職場でも）僕だけですが、5年くらい続けてきた毎朝のルーチンが僕の心と体をすごく健康にしてくれていると実感しています。どんな立場や環境の人間でも一日は24時間、そして一日の始まりの朝は必ずやってきます。みんなに平等に与えられている”朝の時間”をどのように過ごすのかってすごく大事だと思います。あらためて「断固たる決意」よりも「ゆる〜い習慣」の方が大切だと実感したお正月でした^ ^
それではまた^ ^
