最近うちの奥さんに「今持ってる日本株なんて全部売ったらどう?」ってよく言われます。うちの奥さんは株式投資に関しては知識も興味も全くなくて、ただPodcastの経済ニュースを聴いていて、そう思っただけとのことです。そして「そのお金でまた安くなった株を買えばいいんじゃない?」とも言います。全くの投資素人の彼女の考えを要約すると以下の通りになります。
① 今の日本株は高くなりすぎている
② せっかく値上がりしているのになぜ売らないの?
③ しかも日本株なんて絶対に下がるに決まっている
④ 安くなる株なんて持ってても意味ないんじゃない?
⑤ 結局、売り買いのチャンスを逃すこと自体が罪
それに対して僕は「今持っている日本株は毎年何万円も配当金を生み出してくれる”お金のなる木”だから、簡単に売り買いするものではなくて、一度買ったらずっと持っておくことに意味があるんだ」と説明しました。そして「株価が安くなったら買い増しをして”お金のなる木”を少しずつ育てていくことがいわゆる資産運用ってやつなんだ」と、もっともらしい説明を付け加えました。(ドヤ顔で)
するとうちの奥さんは「それじゃ、毎年どれくらいの配当金がもらえるのか教えてよ」と言ってきたので、例えば僕の持っている三井住友FGは1株あたり250円の配当金がもらえるので、今持っているのは300株だから…
250円 × 300株 = 75,000円
もの配当金を毎年もらうことができる計算になるんだと説明しました。すると、それに対してうちの奥さんは「それじゃあ、今持っているその三井住友なんとかっていう株を全部売ったらどうなるの?」と聞いてきたので、スマホのSBI証券のアプリを開いて、自慢するように「69万円くらいゲットできるよ」と言いました。(ドヤ顔で)
するとうちの奥さんは急に自分のスマホを出してきて、何やら計算をし始めたのです。そして彼女はこう言いました。「69万円割る7万5千円は…9.2か。となると、今売ったら9年分の配当金をゲットできて、さらに下がってきた他のいい株を買うチャンスが生まれるよね?」と。彼女が言うには、たった69万円の配当金をゲットするために、9年以上もお金を動かさずに寝かせておくこと自体が機会損失で勿体ないんじゃない?ということでした。
三井住友FGは累進配当を表明している企業なので、配当金はこれからも少しずつ上がっていくはずですなのですが、それにしても彼女の言う「9年以上もお金を動かさずに寝かせておくこと自体が機会損失」といった考え方は、妙に説得力があるなあって思いました。手元にあるお金が限られているため、その(同じ)お金を何度も使って株価の上がり下がりで利益を取っていく方が理にかなってるんじゃない?という奥さんからの提言ですが、僕には何が本当の正解なのか分かりません。とりあえず「Buy and Hold」の精神に則り、「好きな保有期間は”永久”」って言えるくらい、思考停止でガチホしようと思っています。
どちらの考えが正しいのか?意見をお願いします…(マジで)
それではまた^ ^