先日、近所のアメリカ人のおじさんの家で、恒例のホームパーティーをしました。その日のゲストはタイ出身の女性建築家で、今は日本全国を旅しながら、日本の建築物のスケッチをしているとのことでした。30歳過ぎの若い女性でしたが、自分の人生を主体的に生きている姿を見て、ただただ「すごいな〜」というため息ばかり出てしまいました。
彼女がホームパーティーに参加することが事前にわかっていたので、タイ語を少しだけ（あいさつ程度ですが）勉強していきました。「こんにちは」「はじめまして」などタイ語を話してみましたが、なんとなく伝わった手応えはありました。彼女は日本語を勉強しはじめたばかりだったので、日本語のレベルは僕のタイ語の少し毛が生えたくらいでした。基本的には英語で会話をしていました。
彼女とアメリカ人のおじさんが英語で会話をしているのを聞いていて、話している内容はなんとなく理解できるのですが、こちらから話に入っていけるほどの英会話レベルは僕にはありませんでした。中学生の頃から英語の成績だけは2とか3しかとったことがなくて、英語に対しては常に苦手意識があります。僕はアメリカ人のおじさんに、「もっと英語を勉強しなくちゃだめですね」と何気なく言ったところ、彼から次のように言われました。
「ぐるぐるねこ男さん、英語を勉強するのは”must”ではなくて”want”の気持ちで頑張ってみてください」
英語を勉強する”べき”ではなくて、英語の勉強を”したい”という気持ちで取り組んだ方がいいよというアドバイスでした。そのアメリカ人のおじさんは、自分の持っている米国での専門資格を活かし、日本でも仕事ができるように日本語検定試験の1級を目指して勉強し続けています。円安のおかげもあって、仕事をしなくても（実際、仕事をしていませんが）十分生活をしていけるレベルの資産を持っているようですが、それでも大好きな日本で自分の仕事をしてみたいという気持ちが強いようです。
以前の記事「近所のアメリカ人おじさん」で初めて紹介したこのおじさんには、会うたびにいつも大切なことを教わります。メキシコ人やオランダ人の知り合いができたのも、このおじさんのおかげです。いろんな文化圏の人たちと積極的に交流するのって本当に楽しいですね。僕も”want”の気持ちで英語をしっかり勉強して、海外のいろんな国を見てみたいです。せっかく地球に生まれ落ちたので、楽しまなきゃ損（笑）
それではまた^ ^
