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「保険金詐欺」の手助けをしている病院の話

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これは15年以上前の話になります。当時、僕が勤務していた急性期病院の整形外科の先生から聞いた噂話です。病気や怪我で入院すると、入院病名や入院日数に応じて、その人が加入している保険会社から「保険金」を受け取ることができます。そのことを利用して、あたかも病気や怪我で入院しているように見せかけて、保険会社から保険金を騙し取るのが「保険金詐欺」です。その保険金詐欺を公然と手助けしている整形外科の病院が存在するという噂話を紹介します。

 

ところでなぜ、こんな話を思い出したのかというと、先日の記事「きちんと税金を払っていない人の話」を書いていて、僕のまわりに悪いことしている人が他にもいなかったかなあって考えていたら、ふとこの噂話を思い出したのです。次の日のブログのネタを、寝るときに布団の中で考えながら寝る習慣にしていますが、今日の「保険金詐欺」のネタだけでなく、次から次へと色んなこと(=悪人の話)を思い出してきたので、考えるのをやめて寝ました。40年以上生きていると、ブログのネタになる話なんていくらでも湧いてくるものですね。

 

それはさておき、これはあくまでも15年以上前に聞いた噂話(限りなく事実に近い)として読んでください。その保険金詐欺に加担していると噂されている整形外科の病院は、交通事故の患者さんを専門で入院させている病院なのだそうです。交通事故の被害者は、レントゲンやCTで異常がなくても、体にあちこちの痛みを訴えます。この”痛み”というものは客観的に調べることができないため、僕たち医師にとっては時に厄介なものになります。

 

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その病院は、交通事故に遭われた患者さんを積極的に受け入れて、入院治療を行なっている”はず”の病院なのですが、入院している”はず”の患者さんが昼間は人っ子一人誰もいなくて、常に空っぽになっている病室もあるとのことです。要するにその病院は、昼間は病院の外で好きなこと(パチンコなど)をして、夜になると帰ってきて、病室のベッドで寝るという生活を繰り返している”元気な人”が入院している病院なのです。居酒屋でお酒を飲んで帰ってくる人もいるとか、いないとか…。

 

交通事故なので、病院としては取りっぱぐれのない患者さん(=優良な顧客)になります。取りっぱぐれのないという点では、生活保護を受けている患者さんも当てはまるかもしれません。生活保護を受けている患者さんを積極的に受け入れて、収益を安定化させているという病院もあるという噂も聞きます。できるだけ多くの保険金を手に入れたい患者さんにとっても、理解のある病院に長く入院できることはメリットがあります。相思相愛というよりも、Win-Winの関係になることができてしまいます。

 

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あくまでもこれは15年以上の噂話なので、真実かどうかなんて、今さら確かめることなんてできません。そもそも、そんなことは僕の仕事ではありません。しかし、病院と保険金詐欺にまつわるダークな一面があるということは事実としてありそうです。安月給で身を粉にして医療の現場で奮闘し、社会のために全力で貢献している医療従事者もいれば、このように合法的に楽をして大金を稼ぐ病院もあります。以前の記事「”超”金持ちドクターからの糞メール」にも、胸糞悪い医者の話を書いているので、ご興味があれば読んでみてください。ちなみに僕は、自他共に認める完全無欠のクリーンな医者です^ ^

 

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それではまた^ ^