🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

医学部に合格することが「できた人」と「できなかった人」との差

ぐるぐるねこ男

 

僕は毎朝5時くらいに必ず目が覚めるので、近所の山道を1時間ほど散歩することにしています。今まで仕事の日は、昼休憩の時に1時間ほど病院の近くを散歩をしていたのですが、気温がすごく高くなってきたことと、紫外線による皮膚や頭皮への影響(ハゲます)も考えて、先月くらいから早朝の散歩に切り替えたのです。涼しい木陰の中を快適に歩いています。道中すれ違ういつものおじいちゃんやおばあちゃん、そして野良猫たちにも朝の挨拶をしつつ、Podcastでお気に入りの番組を聴きながら歩いています。その中で、英語の勉強も兼ねていつも聴いている「マット竹内の1日5分ビジネス英語」という番組で、今朝はこんなエピソードが紹介されていました。

 

ある日、一匹の犬が仲間の犬たちに「オレは誰よりも速く走ることができるんだ」と自慢をしていました。それから数日後のことです。誰よりも速く走ることができると自慢していた犬はウサギを追いかけましたが、捕まえることができませんでした。その様子を見ていた仲間の犬たちは彼を笑いました。しかしその犬はこう言いました。「確かにオレが君たちに自慢しているような結果にはならなかった。でも考えてみてくれ。ウサギは命をかけて走っていたんだよ。だけどオレは自分の今晩の飯のために走っていただけなんだ」命懸けのものには敵わない。必死というのはそういうこと。

ー「マット竹内の1日5分ビジネス英語」より

 

この話を聴いた時に、医学部受験をしていた頃の自分を思い出したのです。僕はとある国立大学の理系学部に通っていましたが、ある日の通学中の電車の中でふと「医師になろう」と思ったのがきっかけで、それまで通っていた大学を(両親の反対を押し切って…)中退し、アルバイトをしながら予備校に通い始めました。結果的には一年で同じ国立大学の医学部に合格することができました。その時僕が通っていた予備校には、僕と同じように医学部を目指していた人が何人もいました。その中で3割くらいの人が合格し、残りの人は不合格という結果に終わりました。

 

合格者も不合格者も同じように予備校に通ってきちんと授業を受け、同じように「医学部に合格する」という目標を持って一生懸命勉強していたのに、合格と不合格を分ける差って一体何だったんだろうってずっと思っていました。もちろん、元々の地頭の良さとか、それまで積み重ねてきた勉強量の差というものも大きな要素かもしれませんが、一緒に勉強をしていてそこまで頭の良さの差を感じることがありませんでした。有名私立高校出身の人もいれば、離島の名も知られていないような公立高校出身の人もいましたが、あまりそのような面での差を感じたこともありませんでした。しかしこの『誰よりも速く走ることができる犬』の話を聴いていて、合否を分けたのは「必死さ」だったのかもしれないと思いました。

 

 

 

一番わかりやすいのが、医学部を目指して何年も浪人している人たちでした。すごく勉強を頑張っているように見えたし、テストの点数も良かったのに、なぜか医学部に何年も合格できない人たちでした。彼ら(全て男性)は休憩時間になると、決まって喫煙コーナー(そういう時代でした)に集まって、ぷかぷかとタバコを吸っていたのです。近くを通りかかった時に聞こえてきた会話は、一言で表現するなら「お互いの傷を舐め合っている」といった感じの内容でした。その一方で、僕は休憩時間ですら「必死」に勉強していました。昼食の時間もランチを食べずに「必死」に勉強していました。というのも予備校の授業が終わった後に、学費を稼ぐためのアルバイトに行かなければならなかったからです。その当時は「少しでも勉強時間を確保したい」という「必死」な気持ちしかありませんでした。

 

休憩時間にタバコを吸いながら、お互いの傷を舐め合っていた彼らが、その後どのような人生を歩んだのか知る余地もありません。今となっては僕にはもう関係のない話です。大学受験に限らず、何か目標を達成しようと思う時は、普通に努力をするだけでなくて、この命懸けで犬から逃げ切ったウサギのように「必死」に努力する必要があるんだと思いました。あらためて大切なことに気がつかされた朝でした。早起きは三文の得って本当ですね^ ^

 

f:id:guru2-neko-otoko:20220227110408j:plain

それではまた^ ^