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ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男(医師)の日記

中卒で職人になった父「もし生まれ変わったらやりたいこと」とは

ぐるぐるねこ男

今日は僕の父親の話です。僕の父は、まだ幼い頃に自分の母親を病気で亡くしたため、母親の顔を知らずに育ちました。自分の父親(「ゴミ屋敷」参照)は東京で自由気ままに働いていたため、幼少時代に一緒に過ごした記憶が全くないとのことです。そして家はかなり貧しかったため、中学生の頃から新聞配達などして生活費を稼いでいたそうです。

 

中学校を卒業すると同時に、父は職人として働き始めました。同級生はみんな高校へ進学しましたが、父には働く以外の選択肢がありませんでした。それから50年近く、暑い日も寒い日も、世の中が休みの日も、僕たち家族のために一生懸命働き続けてくれました。父が真面目に働く姿を見せてくれたおかげで、僕も頑張れたと思います。

 

そんな父と一緒にお酒を飲んでいたある夜のことです。その夜はいつもよりお酒を飲みすぎたのか、饒舌になった父がこんなことを言い始めたのです。

 

「もし今度生まれ変わることができたら、やってみたいことがあるんだ」

 

いつもは言葉数が少なくて、自分の意見なんてほとんど言わない父が、突然こんな話をし始めたので、まわりの家族は驚いたのでした。「もし今度生まれ変わったら何がしたてみたいの?」と尋ねてみたところ、父はお猪口に残っていたお酒をクッと飲み干してこう答えたのでした。

 

「もし今度生まれ変わることができたら、ちゃんと勉強してみたいんだ」

 

中学校を卒業し、自分の父親からの金銭的なサポートがないため高校に進学することができず、職人としてずっと頑張ってきた父から、そのような言葉が出てくるとは思ってもみませんでした。それと同時に、僕は自分の好きなように勉強することができたのは、決して当たり前のことではなく、父のおかげで勉強することができたんだと気がつかされたのです。

 

「勉強なんてしたくない」と思っている人は、”勉強したくてもできない人”が世の中にはいるんだってことを知ってほしいです。そしてもし「死にたい」なんて思っている人がいれば、”生きたいのに生きることができない病気の人”が世の中には大勢いるんだってことを知ってほしいです。

 

どんな状況でも腐ることなく、そして焦らずに、今の自分が置かれた場所で精一杯頑張って生きたいものですね。『置かれた場所で咲きなさい』という僕の大好きな本があります。筆者の優しさがすごく伝わって来て、たくさんの元気をもらうことができます。ちょっと心が疲れたなあって方は、ぜひ一度手に取って読んでみてください^ ^

 

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<本日のブッダの言葉>

無益な語句よりなる詩が千あっても、聞いて心の静まる詩を一つ聞くほうがすぐれている。

『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より

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それではまた^ ^