最近、世の中では「マイナンバーカード返納運動」というものが流行っているようです。なんでそんなことになったのか？実は内情をよく知りません。マイナンバーに関して不手際があって、あちこちで日本国民が怒っているという（いつもの）構図なのだとは思いますが、僕はこの手の社会問題に対しては、以前からあまり関心がありません。自分の努力では変えることのできないもの（例えば川の流れを逆流させるとか）に対して、感情的になったり無駄な努力をしないということをモットーに生きています。なので「なんで世の中はこんなに怒ってるんだろ？」ってことがよくあります。
さて、このマイナンバーカードですが、僕自身は返納しようなんて一切思っていません。なぜならマイナンバーカードはすごく役に立って便利なものと思っているからです。例えば先日の話になりますが、僕の父親の戸籍抄本が急に必要になることがありました。父親の父（すなわち、僕にとっての祖父）が残した土地を国庫返納しようとした際に、抵当権がどうとかで、父の戸籍抄本が必要となったのです。父は僕の家に一緒に住んでいますが、戸籍ははるか遠方の田舎に残してきたままの状態です。
その自治体はマイナンバーカードを使ったコンビニでの戸籍抄本発行に対応していませんでした。わざわざその自治体まで足を運び、戸籍抄本を1通だけ発行してもらうのにはガソリン代や高速道路料金など含めて1万円以上もかかってしまいます。たかが紙切れ一枚のために大金を払うのも馬鹿らしいなあと思い、その自治体に電話で何か他に手段がないか？と問い合わせてみたところ、マイナンバーカードと「電子認証マイナサイン」というスマホのアプリを使えばオンラインで手続き可能だということを教えていただきました。スマホがマイナンバーカードの読み取り対応である必要がありますが、あとはクレジットカード決済で簡単に戸籍抄本を取り寄せることができました。
この戸籍抄本に限らず、コロナワクチンの接種証明アプリでもマイナンバーカードを使って簡単に登録することができました。マイナンバーカードがすごく便利かと言えば、日常生活の中で使うシーンはほとんどありませんが、これからいろんな世の中のシステムに紐付けされていくことで、さらに便利になっていくような予感がします。僕は別にマイナンバーカードや日本政府の肩を持つ訳ではありませんが、マイナンバーカードに関するいろんな不手際に対して、周りの人たちがめちゃ怒っているからといって、同じように同調して怒る必要なんて全くないのかなあって思います。
ネットや新聞などのニュースには、今回の「マイナンバーカード返納運動」のような”煽り”記事がたくさん潜んでいるように思えます。その記事の内容をちゃんと理解せずに、記事のタイトルを読んだだけで怒っているような人もよく見かけます。今回のマイナンバーカード返納運動も、そんな人が多いんじゃないのかなあって、勝手に想像してしまいます。いずれにしても、日本政府の決定や中央銀行の金融政策など、自分の力では変えることのできないものに対しては、あまり感情の波風を立てずに素直に乗っていくしかないのかなあって僕は思っています。たとえば選挙なんかで「一票の重み」とよく言われますが、自分の投じた「一票」なんかでは、何も変えることができないというのが現実ですから。その辺りは「我関せず」といったスタンスで、自分の人生を楽しむことに集中しようと思っています。皆さんの忌憚のないご意見も、ぜひお聞かせください^ ^
それではまた^ ^
