🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです(月・木曜日に更新)

3,000文字のブログ記事を一気に書く方法

ぐるぐるねこ男

 

「ブログはオワコンである」まさにその通りである。特に雑記ブログはその最たるものである。ブログというコンテンツは、どんな人にも「自分メディア」を作るチャンスが与えられているオープンな世界だ。ブログブームの時代もあった。僕がブログを始めたきっかけは「ブログで稼ぐことができる」ということを知ったからである。ブログを始めた当時、僕は「まじまじぱーてぃー」というブログの大ファンだった。”あんちゃ”さんという若い(普通の)女の子が、ブログをマネタイズして大成功するというサクセスストーリーを目の当たりにすることができた。他にもいろんな有名ブログが乱立していた時代でもあった。

 

僕は稼いでそうなブログを片っ端から読んで勉強した。またブログに関する本も(同じことしか書いていなくても)片っ端から読んでブログの作り方や文章の書き方を勉強した。ワードプレスでブログを開設し、独自ドメインを取得して、アドセンスやアフィリエイトを実装し、ブログだけで生きていこうって真剣に考えていたのである。忙しい仕事の合間に死ぬほど努力してブログ記事を書き続けた。SEO対策を常に行い、記事のネタを探し続け、ブログのデザインもいじりまくり、1円でも多くのお金を稼ぐことができるブログに仕上げようと努力した。そのような努力は約2年ほど続けた。そして行き着いた結論は「タイパ(タイムパフォーマンス)が悪すぎる」であった。

 

かけた時間の割りにリターンが低すぎて、朝から晩まで死ぬほど頑張ってブログ書いてた時期でも月10万円の収益が最高到達点であった。そして徐々にブログのネタが尽きてきて、まわりを見渡すと有名ブロガーはこぞってユーチューバーになってしまっていた。反省点としては「戦術」にこだわりすぎて「戦略」が無かったの一言に尽きると思う。上手くいっているように見えていた有名ブロガーが、自分の大切なブログをゴミ箱に捨てるような感じでブログ界から去っていく後ろ姿を見ていると、やっぱりみんな稼げてなかったんだろなあって邪推してしまう。

 

最初はどんなにその雑記ブログが面白くても、やっぱり普通の人が書けることって限界がある。その人がそれまでの人生で経験したことしか書けないし、新しいことをやると言っても一人の(普通の)人間の行動範囲なんてたかが知れているし、ブログネタを作るために使えるお金にも限界がある。たとえお金を無限に使えたとしても、高級スポーツカーを買ったとかロレックスを買ったとかいう自慢話は飽きられるのも早い。そんな話を聞かされ続けても不快感しか湧いてこないのがこの世界である。

 

 

 

毎日ボウフラのように生まれ続けるブロガーは、数日から数ヶ月のスパンで自分の普通さと無力さを思い知り、新たなブロガーが生まれる以上に消え続けている。それでも僕はこのブログ界隈になんとか残ろうと努力している。収益化ブログで挫折を一度経験し、雑記ブログで復活した僕ではあるが、この「ぐるぐるねこ男ブログ」が読者に飽きられるのは仕方ないと思っている。ブログというコンテンツに飽きる飽きないはブログ読者の個人的な問題であって、僕自身の問題ではないと割り切るようにしている。その方が精神的に楽になれる。その一方で、僕自身がブログというコンテンツに飽きてしまわないように工夫していることがある。それは以下の2点に集約される。

 

・ブログを更新しすぎない

・毎回、別人格になって書く(演劇の演者のように)

 

この雑記ブログを始めた当初は毎日のようにブログを更新していた。無理して頑張った感はこれっぽっちも無く、書きたいことが次から次へと湧いてきた。頭の中の洋服ダンスの引き出しを引けば、必ず新しい服が入っていて、それを着て出かけるだけでよかった。洋服ダンスからは無限に新しい服が湧いてきた。でもある日、新しい服を着たにも関わらず、周りの人からは「あ、それ前に着ていた服だよね?」って思われるようになる。自分の中では全く新しい話についてブログ記事を書いているのに、実は全く変わり映えのない「いつもの記事」を書いているということは往々にしてある。

 

ちなみにブログを毎日更新しようと思えば、この瞬間からでも可能だ。自分の経験、興味のあること、思ったこと、やったこと、やってみたいことなどなど、1,000文字くらいの短い記事であれば量産することは全然可能だ。でもそれじゃあダメってことがわかった。僕が量産する記事はユニクロのTシャツと同じで、変わり映えのない退屈なものに収束されていくのである。せっかくなら楽しく(飽きずに)ブログ活動を続けたいという一心から、敢えて「ブログを更新しすぎない」ようにしたのである。

 

もう一つは「毎回、別人格になって書く」ということであるが、ブログを更新しすぎなくても長い目で見たら最終的に似通ったものに収束してしまう。そしてそれは短期的ではなく中期的な時間軸で自分がブログに飽きてしまうことにつながってしまう。それなら自分自身を演劇の演者のように別人格を演じながらブログ記事を書いてしまえばいいじゃないかという結論に至った。例えば今までは「です」「ます」調で記事を書いていたが、実は前回の記事からこのように「言い切り」調のちょっと気取った書き方に変えてみた。たったそれだけのことで文章をスラスラと書き進めることができるようになるので不思議だ(ここまで2,100文字以上)。

 

これは聞いた話であるが、学生時代に「演劇」を専攻していたという学生に対しての評価が日本とアメリカでは真反対になるそうだ。演劇を専攻していた学生に対して日本では「遊んでいたの?自分の趣味に没頭していたんだね?」というネガティブな評価が下されることが多い。その一方でアメリカでは「この人にはコミュニケーションの力がある、表現力がある、対話の力がある」といった感じで高く評価されて就職にも有利になるとのこと。この話を聞いて、演劇のように自分とは別人格を演じながらブログを書いてみるのも面白いかも?と思うようになり、自身のブログ活動にも演劇の要素を取り入れてみることにしたのである。例えば最近の記事では以下の通りである。

 

・お笑い→「無限笑い地獄に堕ちた中国語教師

・小説家→「電車の中で出会ったワンピースの女性の話

・ビジネス系→「絶滅寸前の伝統工芸品を製作したら◯◯◯万円の値が

・小ネタ情報→「サーティーワンアイスクリームに32種類のアイスがある理由

 

まだまだ別人格を演じるまでには至っていないが、この「別人格になって書く」ことを意識するようになってから、格段とブログ記事を書くスピードが速くなったと実感している。

 

収益化という点に置いて、個人の雑記ブログはオワコンであることに間違いはないが、一生涯続けることができる趣味としては、ブログほど参入障壁が低く手っ取り早いものはない。なんせスマホやパソコンさえあればいつでもどこでもブログを書くことはできるし、社交的でなく外出する機会が少なくても簡単にブログ仲間ができるし、そもそも普段みんなの前で面と向かって(正々堂々と)言えないことだって、思う存分吐き出すことができるのは素晴らしい点だと思う。自分の中に溜め込んだヘドロのような汚いものを思いっきり垂れ流すだけでもデトックスになる。そんな感じでこれからも自由に(命の続く限り)僕はここでしょーもないことを書き続けるつもりである。

(あっと言う間に3,000文字)

 

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それではまた^ ^