🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです(月・木曜日に更新)

絶滅寸前の伝統工芸品を制作したら◯◯◯万円の値段がついた【実話】

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何年も前の話になりますが、僕が仕事で挫折しそうになった時に、ある会社経営者の方にアドバイスをいただいたことがありました。その方がおっしゃるには「まず目標を決めて、少しずつでもいいから着実に目標に向かって歩き続けることが大事」とのことでした。当たり前といえば当たり前の話なのですが「横道に何回それてもいいので”目標の方向”を見失わないようにしてください」と付け加えてくれました。この頃から僕は「断固たる決意よりも、ゆる〜い習慣の方が大切だ」ということを意識するようになった気がします。

 

その話を前提にして、うちの奥さんがすごいことをやってのけました。今から5年ほど前、うちの奥さんがたまたま遭遇したある伝統工芸品に一目惚れをしてしまい、自分でもその工芸品を作り始めました。その伝統工芸品ですが作り手が激減してしまっていて、その当時は絶滅の危機に瀕していました。うちの奥さんは伝統を受け継ぎたいという”断固たる決意”からではなく、ただ単にその伝統工芸品の美しさに惚れ込んでしまい、趣味の延長レベルで作り始めたのでした。自分のアルバイトや家事をこなしながら、合間の時間でその工芸品作りに没頭し続けたのです。まさに”ゆる〜い習慣”になっていました。

 

一つの作品を作り上げるのに数ヶ月を要しますが、5年以上制作活動を継続してきたおかげで手元には多数の作品が生まれました。「さて、この作品たちをどうするかな?」ということになったのですが、現在その伝統工芸品を制作しているのは世界中探してもうちの奥さんくらいで、新品で未使用のものなんて世の中に流通していませんでした。希少価値はとてつもなく高いものになります。もしかしたらうちの奥さんが作ったこの伝統工芸品を富裕層の人や海外のお金持ちが買ってくれないかな?と思った僕は、ダメ元でとある有名百貨店に連絡してみたところ、驚くような返答をいただくことができました。

 

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このようなメールのやりとりを何度かし、百貨店の担当の方と直接会ってお話をすることになりました。そしてうちの奥さんの制作している伝統工芸品が非常に価値が高いことを理解していただくことができたのでした。

 

まずは外商カードを保有している限られた富裕層の目に触れるようにクローズドな催事で展覧したり、外商WEBサイトにも掲載していく方向で話がまとまりました。気になるのは価格設定ですが、一つの作品につき300万円を提示したところ「その価格で問題ありません」と即答していただけました。もちろんここから販売手数料を百貨店側に支払うことになりますが、目の肥えた担当者の方に認めていただけたことに喜びを隠せませんでした。

 

いずれにしても、うちの奥さんにとっては長年継続してきたことが最高の形で身を結んだことになりました。ここでは残念ながら紹介することはできませんが、写真撮影をしたりWEBサイトを作ったりで(実は…)忙しい日々を送っていました。でもこの百貨店との契約に至るまではたったの一週間でした。うちの奥さんがやってきた「継続は力なり」というのも大事なのですが、僕としては「チャンスの神様の前髪を掴み損なわないようにする」ことも大事だと思います。どんなにすごい才能を持っていたり、どんなにすごいものを作り出したりしても、それを世の中に知ってもらえるチャンスを逃さないことが重要だと思います。

 

人生は一回きりなので「Who cares ?」の精神で何に対しても積極的にチャレンジしていかないと勿体無いなあって思っています。「死ぬこと以外かすり傷」ですので^ ^

 

死ぬこと以外かすり傷

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それではまた^ ^