僕は今まで自分にしかない「専門性」を持つことが、仕事を続ける上で最強の武器になると思っていました。他の人が持っていない自分だけの「強み」と言い換えることもできます。その「専門性」のおかげで、誰にも邪魔されずに自分にしかできない仕事に没頭することができたし、逆に「それは僕の専門ではない」と言うだけで、したくない仕事(=雑用)を拒否することもできました。まわりから専門的な仕事を任されるし、やりたい仕事を選ぶことができるという状態です。
それと同時に「専門性」を持つことが、デメリットになることもありました。誰もしたくないような仕事の中に少しでも(100分の1レベルでも…)僕の「専門性」の要素が存在すれば、まわりから容赦無く「これは君の専門に近いよね?」って言われ、その仕事を押し付けられることもありました。「専門性」と言うものが「強み」でもあり「弱み」でもあるってことが重々わかってきましたが、でもやっぱり自分にしかない「専門性」を持つことは大切だと思っています。
でも、世の中にはこんな人もいます。一切の「専門性」を持たずに上手に(のらりくらりと)仕事をしている人です。その人のところへ舞い込んで行く急な仕事があるとします。本来ならその人に任された仕事なので自分でやらなければならないのですが、その急な仕事の中にわずかながらでも「専門性」を見つけ出し、その「専門性」を持った人に仕事を丸投げしてしまいます。その人は「私には専門が何もないので、いつも役に立てなくてすみません」と謝りながら仕事を丸投げするのですが、自分に「強み」が一つも無いということ自体が「強み」になっているじゃん!(笑)と、ついつい穿った見方をしてしまいます。その人は自分のことを「何も専門がないポンコツですみません」とよく言ってますが、その生き様を見ていると「君はもしかしたら天才では…」と感心することもあります。
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ブログを書く時もそうかもしれません。「自分の強み」を活かすことが収益化につながるってことは、いろんなインフルエンサーが声をそろえて言っているし、いろんなブログ本にも書かれています。でもそれって一概には言えないことなんじゃないかなあって思いました。前述のように、世の中には「自分の強み」が無いことを「自分の強み」として上手く生きている人もいます。なので「今の自分には人より優れたところが何も無い…」って沈んでブログを辞めてしまうよりも、その「何も強みが無い」ってこと自体が最強の武器になることもあるってことに気がついてほしいです。
このブログでは「貧乏な家庭」→「独学で医学部」→「パワハラ」→「収益化ブログ」→「早期リタイア」→「資産運用」といった感じで、僕の持っている「強み」を使って記事を書いてきましたが、それでも世の中には僕なんかよりももっともっとすごい(悲惨な)人生を送っている人なんてゴマンといます。そんな人たちと比べると、僕の「強み」なんてゴミ屑レベルかもしれませんが、今は「使える”自分の強み”は、この際だから何でも使ってしまえ〜」と考えるようにしています。
このブログは「専門性」なんて一つも無い雑記ブログですが、ずっと続けていると必ず”化学反応”は起きるはずです。ワードプレスじゃなくて、独自ドメインも使っていなくて、毎日更新していなくて、SEO対策なんて全く気にしていないこの雑記ブログが、今後どこまで成長するのか楽しみです。ちなみに「はてなPro」にかかっているコストくらいは余裕で稼ぐことができています。あまり取り柄のない雑記ブログでも「夢」があると思っています^ ^(継続は力なり)
それではまた^ ^