🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです(月・木曜日に更新)

若いときに流さなかった汗は、年老いて涙にかわる

ぐるぐるねこ男

 

大学入試共通テストが終わりました。いよいよあとは各大学の個別試験を残すのみとなり、大学受験もいよいよ終盤を迎えています。団塊ジュニア世代である僕たちの頃に比べて圧倒的に受験生が減っている今日この頃、みんなが一斉に受けるマーク式の共通テストなんてもう必要ないだろ?ってシンプルに思いますが、偉いおじさんたちの利権が絡んでいるので簡単にやめることができないんでしょうね…。いずれにしても、医学部を目指していた年の最後の一ヶ月間はよく勉強しました。毎日18時間くらい勉強してた記憶があります。朝起きてから夜寝るまでの勉強の計画を毎日立てて実行していました。我ながらよくやってたなあって感心します(もう二度としたくありません)。

 

この寒空の下、試験会場に向かう高校生の姿をテレビでボーッと観ていると、同じ高校で一緒に勉強していた同級生のことを思い出しました。彼のことをここではM君と呼ぶことにします。M君は僕と違って入学時から学校の成績が良かったです。田舎の公立普通科高校でしたが、日々の勉強に関しては厳しく指導されていました。学校のスローガンが「学年プラス3時間!毎日勉強!」みたいな感じでした。僕は自転車で片道1時間の通学をしていたので、とてもじゃないけど当時はそんなに勉強時間を確保できませんでした。しかしM君は素直に「学年プラス3時間」の勉強をきちんとこなしていました。そんな努力の甲斐もあり、彼の成績は常にトップ5を維持していました。

 

 

 

M君は毎日何時間も勉強して成績も常に上位なんだから、大学受験なんて心配することなんて何もないだろうと思っていましたが、そのM君は「大学受験のことが不安で不安で仕方ない…」といつも言ってました。僕なんて学年の中盤から底辺にいたのですが、自分の将来についてそんなに心配していませんでした。位置エネルギーの高い場所(成績上位界隈)って、いろんな意味でエネルギー的に不安定になるんだろうなあって、物理を習い始めたばかりの僕はそう思ってました。そんなM君ですが、目標の大学に合格するための精神力を鍛えるために、高校三年間を通じてずっと続けていたことがありました。暑い夏の日も、暗い雨の降る日も、そして今の季節のような極寒の寒空の下でも、彼は三年間その修練をやり続けたのです。

 

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なんと、夏用の学生服(半袖カッターシャツ)だけで三年間の高校生活を送ったのでした。ほんとバカですよね(笑)でも彼は一度も風邪をひくこともなく、三年間無遅刻無欠席、そして最後まで学年トップ5の座を明け渡すことなく、現役で目標としていた旧帝大の難関学部に合格したのでした。M君は賢くて超努力家で同級生の尊敬を集めていましたが、でも半袖のことを冷静に考えるとほんとバカでしたね(笑)ちなみに僕もそれまで放ったらかしにしてきた勉強に対して気合を入れるため、高校3年の夏に人生初の丸坊主にしましたが、そんなことで合格できるほど大学受験は甘くありませんでした(ほんとアホですよね…)。

 

「若いときに流さなかった汗は、年老いて涙にかわる」

 

若い時に怠けたり楽をして、流すべき汗を流さないと、年を取ってから泣くことになる。だから「若い時の苦労は勝手でもしろ!!」という故・野村克也監督の言葉ですが、そこそこ歳をとってきた僕としても「ホントその通りだなあ」って思います。そして以前の記事「俺もあの時、もっと勉強しとけばよかった」でも書きましたが、今後の人生を考えると「一生の計は”今”にあり」だと思うので、残り半分くらいの人生を有意義に過ごせるよう、毎日コツコツとできる努力を続けていこうと思っています。まあでも真冬に半袖カッターシャツで過ごすような努力は一切するつもりはありませんが…(笑)

 

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それではまた^ ^