”アドラー心理学”で有名なアルフレッド・アドラー自身が書いた本を読んでみたくなったので、『人生の意味の心理学』という本を買って読んでみました。時間をかけてじっくり読もうと思っていたのですが、日本語訳がかなりめちゃくちゃで、結果として読み終わるまでに3日もかかってしまうほど読みにくい本でした。原文をスキャンして、そのままGoogle翻訳にかけたような文章でした。僕がなんとか理解できたのは全体の30%くらいかもしれませんが、”子供の心理”について書かれた部分なんかはすごく納得できる内容でした。今更ですが、アドラー自身が書いていない”アドラー心理学”の本(例えば『嫌われる勇気』とか『100分de名著』とか)の方が圧倒的に読みやすくて、誰にでも理解できるような優しい文章で書かれてあるんだってことがよくわかりました。この本の中で一番印象に残った文章を挙げるとするならば、以下の箇所になります。
人生の諸問題への妥当な解決は、他者に対しても常に、手本になるだろう。なぜなら、そこにわれわれは共通の問題が成功した仕方で対処されているのを見るからである。
『人生の意味の心理学』アルフレッド・アドラー/岸見一郎[訳]
このブログを書いている僕自身にとって、一番大切なことだと思いました。これは「自分自身の問題を解決する方法は、他の人の問題解決にも役に立つ」ということが書かれています。ブログってまさにそうあるべきなんじゃないのかなあって思いました。逆に、多くの人に読まれている”人気ブログ”は、読む人の問題解決にすごく役立っているブログなんだと思います。「ブログなんて書く人の自由だろ!」ってことは重々承知していますが、ごく普通の人の日記ブログみたいなものは、基本的には読者にとって関係のない話ばかりなので、徐々に読者の興味も薄れていって「誰にも読まれないブログ」になってしまう運命にあります。そしてブログの更新が滞り始めて、最終的にはブログ界から消えていってしまいます…。このブログを始めて2年目になりますが、そんな日記ブログや雑記ブログをこの目で山ほど見てきました。
というわけで、僕自身もその点には十分気をつけて、「自分のブログが誰かの問題解決の役に立ってくれれば」という気持ちで、これからもブログ活動を継続しようと思いました。たとえば”グルメ”や”旅行”の記事を書く時は、安くて美味しいお店や穴場の駐車場だけでなく、素晴らしい旅館の紹介や、旅先で体験できてよかったことなど、このブログを読んでくれている人にもメリットがあることを中心に記事を書こうと思いました。逆に今回の記事の冒頭のように、読んだ本の日本語訳が最悪だったので、こんな本はあまりお勧めできないといった「オススメできないもの」についても正直に書いていこうと思います。ちなみに過去の記事にもオススメできないことについて書いているものがあるので、ご興味があれば読んでみてください^ ^
<オススメできないものについての記事>
それではまた^ ^