僕がまだ学生だった頃の話です。僕の父は連帯保証人として4,000万円もの借金を肩代わりすることになってしまいました。もちろん父にはそのような大金を返済する能力はありませんでした。その大金を、将来みんなで働きながら返済していくのか？それとも父が破産するか？家族内でかなり議論になりました。僕には”きょうだい”が何人かいますが、僕以外の”きょうだい”は「何年かかってもいいからみんなで協力して借金を返していこう」と言ってました。でも僕だけは反対しました。結局、父は破産手続きをして、僕たち”きょうだい”が借金返済を手伝う必要は無くなりました。
その後、僕は”きょうだい”に裏切られました。貸したお金が返さないとか、立て替えてあげたお金を返さないとかが常習化してきたのです。そして高齢になって仕事ができなくなった両親の世話もせずに、生活面および経済面で全て僕が背負うことになったのです。そのくせ、DQNの代名詞でもある黒のベ◯ファイアを乗り回し、自分達が僕に借金をしていることなんて”上の空”の生活を、堂々と目の前で繰り広げているのです。自分の”きょうだい”ながら、嫌悪感すら抱いています。あの時「何年かかってもいいからみんなで協力して借金を返していこう」なんて選択肢を選ばなくて本当に正解でした。そんな経験もあり、僕は「自分の身だけは、自分で守らなければならない」ということを強烈に意識するようになったのです。
そんな家族関係から脱却し、医師という仕事に就き、そして結婚して自分の家庭を築きました。ずっと借家生活が続いていたので、僕は自分の家を持つことにも憧れていました。そして念願のマイホームも建てることができて、両親の世話を全てしながらも、何とか今までやってくることができました。医師になって20年くらい経ちましたが、金銭的にも落ち着いてきて、やっと自分の資産運用たるものもできる余裕が出てきました。そして月に一度、自分の資産運用の現状を「父からの手紙」という一枚のPDFにして奥さんに送るようにしています。こちらです。
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まず株式投資ですが、SBI証券の口座に毎月20万円入金し、日本高配当株やインデックス投資信託に投資しています。先月と比較して＋522,973円と大きく増えています。年間配当金も291,804円（税引き前）と、もう少しで30万円に到達しそうです。ちなみに新たな投資先として、三菱HCキャピタルとオリックスが加わりました。どちらも高配当の有料企業なので、本当に頼もしいかぎりです。
次にiDeCoです。こちらは節税にもなるので、満額の23,000円を「eMAXIS Slim（S&P500）」に投資しています。このiDeCoとふるさと納税は”やらなければ絶対に損”と僕は思っています。もっと早く始めればよかったなあ…って今更ですが後悔しています。
そして外貨建て個人年金ですが、投資界隈では「保険と投資は分けて考えた方がよい」と言われていますが、僕としては「もし自分の身に何かあっても家族が路頭に迷わないようにしたい」という気持ちで、社会人になったばかりの頃から保険料を払い続けてきました。円高の影響もあり、2つ合わせて先月よりも110万円くらいマイナスになっていますが、先日の記事「外貨建て個人年金保険のリアル」でも書いた通り、ドルとしての資産は安定して増え続ける一方なので、僕が株式で運用するよりも圧倒的に成績はいいです。
最後に銀行預金ですが、先月と比較して＋357,896円と大きく増えました。この2年ほどは全力投資をしてきたので銀行預金は毎月ゼロに近い状況でしたが、ここにきて少しずつ銀行預金の残高も増えてきました。現金が必要な局面もこれから増えてくると思うので、株式投資は月20万円の上限ルールを守るよう心がけています。（今のところは）
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先月と比較してみると、我が家の総資産の合計は▲208,148円と減ってしまいましたが、まあでもそんな月もあります。子供の頃に遊ぶおもちゃが欲しくて、地区のゴミ出しを漁っていたところ、近所の人たちから”ル◯ペン”と陰で呼ばれるようになりました。そんな人間でも努力すればここまで来ることができるんだってことを証明したいものです。
こんな僕でも資産を増やすことができたのは、まわりのみんなが遊んでいる時にしっかり勉強し、まわりのみんなが浮かれている時にしっかり仕事をし、まわりのみんながお金を浪費している時にしっかり投資してきた結果だと思います。努力は絶対に裏切られません。これからの人生で大きな困難に直面することがあるかもしれませんが、それを含めて自分の人生後半が楽しみで仕方ありません。これからもまだまだ成長してみせます^ ^（もう少しで「準富裕層」だ〜）
それではまた^ ^
