🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです(月・木曜日に更新)

「憧れの生活」を手に入れるためには

ぐるぐるねこ男

 

デジタルデータの断捨離作業を久しぶりに再開していたら、僕が30歳代の頃に作った「40歳までの目標」というものを発見しました。40歳になったら”こんな自分になっていたい”とか、”こんな生活をしていたい”ということを事細かく書いている代物でした。当時、同じ病院に勤務していた同僚の先生から『No.1理論』という人生のハウツー本を薦められ、その本を読んだ影響で”自分の目標”たるものを、とても強い気持ちで設定したような淡い記憶が残っています。(もちろん40歳なんて、とっくの昔に過ぎてしまいましたが…)

 

30歳代の頃はそんな本ばかり読んでいたので、何か自分でもすごいことができるんじゃないか?っていう妄想を常に抱いていました。でも結局のところ、そんな人生のハウツー本なんて読んでも無駄だってことが分かっただけでした。あの手の本は読むと心地よくなるだけであって、結局のところ夢や目標を達成できる人というのは、地道な努力を誰よりも長く続けることができる人だけなんです。そんなことはさておき、せっかくなので僕の「40歳までの目標」というものを見てみましょう。(具体的な名称は伏せています)

 

<40歳までの目標>

・病院での経験を活かして書いた処女作『てっぺん(英語タイトル:the TOP)』が直木賞を受賞して大ヒット。英訳もされて世界1,000万部のベストセラー作家になる。

・印税だけで総額10億円(1冊1,000円で印税10%)。ドラマ化、映画化もされ、原作作家として新聞社、週刊誌からの取材に応じる日々。異例の作家として注目され、自身のサクセスストーリーも番組となる。

・生活スタイルは一変してしまい、勤務先の公立病院では副業ができないため、作家デビューした時点で退職。しかし医師としても働きたいため、週1回(月曜日)だけ外来診療のアルバイトを継続。

・残りの6日のうち、週末は家族で沖縄や北海道を旅行し、夏は海、冬はスキーを楽しんでいる。残りの日は作家としての仕事を自宅の広い書斎でしている。

・締切に追われる日々が続くが、独自の世界観と切り口で書く全ての小説がミリオンセラーになってしまう。

・自宅は空港へのアクセスが良い場所に建てる。200坪の土地にEarnestで新築。7LDKで4台分の駐車場と屋内ガレージ2台分。一面が芝生の中庭があってBBQもできる。野菜を作るための畑スペースもある。

・書斎はL字型で、仕事スペース、シアタースペース、フィットネススペースに分けている。仕事スペースは壁一面の本棚。シアタースペースには4Kプラズマハイビジョン65インチのテレビ天井埋め込み型のスピーカー

・オーディオ環境も整え、壁一面に好きなブルーレイとCDを埋め尽くす。フィットネススペースには筋トレマシンを設置。どのスペースからも一面ガラス張りの壁の向こうには、愛車のポルシェ911 turbo S(当時:24,460,000円)を眺めることができる。

・毎日プールに通い、身長17◯cm、体重6◯kgを維持する。時計はロレックスのヨットマスターⅡ(当時:1,880,000円)、財布はGUCCIのクロコダイル長財布、クレジットカードはANAダイナースプレミアムカードを使用。

 

ぐるぐるねこ男

ポルシェ911 turbo S

 

・・・とまあこんな感じです。要するに、将来は小説家になって印税だけで悠々自適の生活をしたいっていう”他力本願的生き方”を絵に描いたような目標です…。これを見つけて読み返してみて、当時の自分に対して「アホちゃう?」って本気で思ってしまいました。でも太字にしているところ(全体の5%くらい)だけは実現することができたので、こんな”アホみたいな目標”でも少しは役に立ったのかもしれません(知らんけど…)。

 

***

それでは今の目標は?と聞かれると、若干困ってしまいます。なぜなら僕の中での”憧れの生活”にかなり近い生活を送ることができているからです。ストレスの無い仕事を週4日して、あとの3日は自由に遊ぶことができて、そして何よりも体が健康ということが一番ありがたいです。夜中や休日に病院から電話がかかってくることはないし、住宅ローンも完済したのでお金の心配も特にないし、株式投資などの資産運用もまずまず順調です。特に贅沢したい気持ちもなく、物欲もほとんど無くなりました。(ほぼ)憧れの生活を手に入れる一番の方法、それは

 

「憧れの生活をぼんやりと夢見ながら、目の前の自分のすべきことに対して、常に全力で取り組む」

 

ことだと思います。自分の今までの人生を振り返ってみてそう思いました。そしてこの<40歳までの目標>は、この記事がアップされると同時に消してしまいます。達成できなかった目標なんて、残しておく意味はありませんから。さよなら過去の自分…。

 

f:id:guru2-neko-otoko:20220227110408j:plain

それではまた^ ^