🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

「手段が目的化してないか?」をチェックする

ぐるぐるねこ男

 

僕は一昨年前まで、自分が読んだ本を全てリスト化していました。そして、その本の中で心に刺さった一言や文章をメモして残すという作業も行なっていました。まず本を読みながら気になる箇所を見つけ、そのページの端っこを少しだけ折って印をつけておきます。本を最後まで読み終えたら、端っこを折っているページを読み返します。そして「この文章はいいなあ〜」と思うものがあれば、その文章を丸々メモアプリに打ち込んで、記録を残します。そして本を★1から★3で評価し、全ての作業が終了となります。これらの全行程が全て終わるまでは、次の本を読み始めることができませんでした。

 

でも書店に行ったり、Amazonで本を探したりしていると、どうしても早く読みたい本が見つかってしまいます。「本ばっかり読んで何になるんだ?」って思われる方もいると思いますが、僕には本が無い生活なんて考えられません。でも読みたい本が見つかっても、その時点で読んでいる本があれば(たいていの場合はあります)、全て読み終わってメモアプリに文章を打ち込む作業を終えるまでは、次の本へ移ることができません。今すぐ読みたい本を読むために、急いで読みかけの本を読み、そしてルーチンワークのようにメモアプリに打ち込む作業をします。それらが全て終わり、やっと今一番読みたい本が読める!と思った時には、更に次に読みたい本(要するに、次の次ってやつです)が見つかっているという状況になっているのです。

 

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僕はある時、ふと気がついたのです。「これって手段が目的化してないか?」って。「手段の目的化」とは、”元々ある目的を実現するためにその手段を選択したはずなのに、その手段を実行すること自体が目的化してしまうこと”を言います。僕のこの一連の作業が、「手段が目的化」している典型だと気がついたのです。そもそも何のために本を読んでいるのかというと、本からいろんなことを学びたいということもありますが、ただ単に楽しみたいだけというのが一番の理由です。

 

そこで、10年近く続けてきた「メモアプリに記録する」までの一連の作業を、昨年から思い切ってやめてみました。すると、驚くほど”読書ライフ”が楽になりました。細かく記録したりリストアップする必要がなくなったし、読みたい本を我慢する必要もなくなりました。面白くない本を途中やめてもいいので、読む本の量がかなり増えました。いわゆる”良本”に出会うチャンスも増えました。それまでは、知らず知らずのうちに自分の読書にブレーキをかけていたんだってこと気がついたのです。

 

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その経験があってからは、僕は自分のやっていることに対して「手段が目的化していないか?」ということを時々チェックするようになりました。例えばブログなんかもそうです。具体的には「ブログを更新するためだけに、ブログを書いていないか?」ということです。間違った方向に進んでいると気がついた時は、「何のためにブログを書いているのか?」ということを必ず考えるようにしています(参考記事:僕がブログを書く一番の理由)。僕はいつも「断固たる決意よりも、ゆる〜い習慣の方が大切だ」と言ってますが、その”ゆる〜い習慣”も間違った方向に進んでいなかな?って、時々チェックすることも大切なのです。

 

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それではまた^ ^