先日、福岡県北九州市小倉にあるミクニワールドスタジアム北九州でラグビー観戦をしてきました。日本代表（世界ランキング10位）がウルグアイ代表（世界ランキング19位）と戦ういわゆる「代表戦」というやつです。僕は30年来のラグビーファンなのですが、実際に日本代表の試合を観戦するのは今回が初めてでした。そして小倉という町も初めてだったので、ワクワクして前日あまり眠ることができませんでした。（遠足前の小学生レベルです）
小倉駅には早めに到着したので、駅ビルの中でランチしました。日本代表ジャージを身にまとった人がチラホラといました。僕はちょっと恥ずかしかったので、試合会場に入ってから着替えようと思っていたのですが、時間とともに日本代表ジャージを着た人の数がどんどん増えてきたので、焼き鳥屋さんの中（人影のない店の隅っこ）で、桜のエンブレムのついた日本代表ジャージに着替えました。やっぱり何かを本気で楽しみたいときは中途半端なことをしてはいけないな…と反省しました。
ほろ酔い気分になり、開場の時間も近づいてきたので、スタジアムに向かいました。小倉駅からは（酔っ払っていても）徒歩10分くらいで行けるスタジアムで、海に面していて浜風が気持ちよく吹いてくるようなフットボール専用のスタジアムでした。
会場の外ではさまざまなイベントをしていました。無料で配られていたリポビタンDを飲んで、いざ会場入りです。全席指定で、僕はラグビージャージ付きの一番安いカテゴリーの席を選んでいたのですが、ジャージ代＋入場料で7,000円くらいでした。フットボール専用スタジアムなので、安い席でも絶対によく見えることがわかっていたので、かなりリーズナブルな料金設定だと思います。ちなみに代表ジャージは、ショップで普通に1万円くらいで販売されているものでした。
B'zの「兵、走る」に合わせて両チームの選手が入場してきた時は、思わず泣きそうになりました（笑）そしてキックオフです。試合は大方の予想通り、日本代表優位の展開が続き、結果は43対7で日本代表の勝利に終わりました。試合後にウルグアイ代表の選手が会場をぐるっと歩いて回り、各スタンドにお辞儀をしてくれました。会場からも暖かい拍手が巻き起こりました。サッカーの試合と違って、試合中にヤジを飛ばす人なんて一人もいません。僕はサッカーよりもラグビーの方が、観客のマナーは圧倒的に優れていると思います。
試合も無事終わり、いっぱい（一杯？い〜っぱい？）飲むために小倉の街へ繰り出しました。小倉は思っていた以上に都会で、夕焼けもきれいでした。行く当てもなく賑やかそうな路地を入って居酒屋さんを探しましたが、風俗の無料案内所や、飲み屋のお姉さんと同伴中のおじさんなど、あまり僕が好きじゃない雰囲気でした。時間も遅くなりつつあったので、Google検索することなく適当にお店に入ったのでした。
適当に選んだお店は、郷土料理と手打ち蕎麦の店「今昔亭（こんじゃくてい）」さんです。もうどこでもいいや！と適当に入った割には、僕がその日に一番入りたかったお店だったかもしれません。カウンターに数席と掘りコタツのテーブル席が3つあるだけのとても静かな居酒屋でした。
聞いたことのない郷土料理がメニュー表にたくさんありました。「いわしぬか焼きって何ですか？」「おきゅうとって何ですか？」「筑前サラダって何ですか？」といった感じで、アルバイトのお姉さんに聞きまくってしまいました。今までに食べたことのない料理ばかりで、本当にいい店に入ったなあと感激しました。
また日本酒のラインナップも最高でした。僕が個人的に大好きな日本全国の有名純米冷酒が何杯も飲めて、本当に幸せでした。締めの十割蕎麦も素晴らしかったです。僕は自分で蕎麦を打つことがあるので、十割蕎麦を打つ難しさをよく知っています。何気なく手打ち蕎麦をメニューに載せていますが、ご主人の料理人としての実力と奥の深さをしみじみと感じながら蕎麦をすすりました。また小倉に来ることがあれば、必ず今昔亭さんを再訪しようと思います。
その日、宿泊したのは「アートホテル小倉ニュータガワ」です。130年の歴史のある約700坪の池泉回遊式庭園のあるホテルで、アメリカの日本庭園専門誌が国内の日本庭園約1,000ヶ所を対象に実施した「2020年日本庭園ランキング」で、なんと39位に選ばれたという名物ホテルでした。
庭園を見下ろすことができる部屋を選びました。本当に素敵な庭園で、掃除もきれいに行き届いています。朝食後にソファーに座ってコーヒーを飲んでいたら、時間が経つのを完全に忘れてしまいまた。（チェックアウトはゆっくりの午前11時です）
一泊二日の小旅行でしたが、居酒屋も良かったし、ホテルも大満足の旅行でした。またラグビー観戦を絡めて、ぜひ小倉には戻ってきたいものです^ ^
【今回訪れた場所】
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＜本日のブッダの言葉＞
人がもしも善いことをしたならば、それを繰り返せ。善いことをこころがけよ。善いことがつみ重なるのは楽しみである。
『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
それではまた^ ^
