僕は年収1,600万円くらいですが、週4日しか働いていません。仕事の内容はストレスなく、暇な時は本を読んだり映画を観たりしています。残業や休日出勤も無く、有給休暇は年間20日あって、いつでも使うことができます。こんな僕ですが、元々実家が裕福だったわけではなく、むしろお金は無かった方だと思います。
僕の両親は中卒で働き始めました。父は建築現場を転々とし、母は内職をしていて深夜まで働いていました。他の家のように遊ぶものがあまり無くて、近所のゴミ出し場で他の家から出ているゴミの中に面白そうなものがあれば、ゴミ袋を漁ったりしたこともありました。そして保育園に通っていた頃の僕のあだ名は”ル◯ぺン”でした。同じ地区の友達に言われて意味がわからず、家に帰って母に聞いてみたら涙を流していたのを覚えています。ちなみに”ル◯ペン”の意味ですが、
「ル◯ペン」
ぼろを着て町をうろつく、収入の定まらない者。また浮浪者
引用：weblio辞書より
です。ゴミを漁る僕を見た近所の大人たちが、自分の子供のそう言ってたんだと思います。長屋を借りて住んでいたので、持ち家の子供に「借家の子」って蔑むように言われたこともありました。小学生になってからも、他の子供たちのようにそろばんや塾などの習い事に行く経済的余裕もなく、僕は日が暮れるまで野山を走り回って毎日遊んでいました。
でも僕にとっての一番の救いは、両親が毎日休まず一生懸命に働く姿を見せてくれたことだったかもしれません。僕も学校の宿題だけはきちんとして、授業も真面目に受けていました。色々と紆余曲折ありましたが、最終的には自分で学費を稼ぎながら大学受験をし、難関学部に合格して今に至っています。当時、僕のことを馬鹿にしていた友人たちは、僕の2倍以上働いても僕の半分も稼げていないようですが、それについては何も言うつもりもありません。でもこうやって今までの人生を振り返ってみて、人生って真摯に努力すれば絶対に逆転できるんだってことを実感します。
「もう僕の人生は終わりだ…」ではなくて「今日からが僕の人生の始まりなんだ」と、これからも前向きに頑張っていこうと思います。
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＜本日のブッダの言葉＞
悪いことをした人は、この世で憂え、来世でも憂え、ふたつのところで共に憂える。かれは、自分の行為が汚れているのを見て、憂え、悩む。
引用：『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
それではまた^ ^
