🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男(医師)の日記

教師になるのは無理と言われ

小学3年生の時に「もうこれから学校の勉強を教えてあげれないから」と母に言われました。母の最終学歴は中卒です。母は給食代が払えないほど貧乏な家の子でした。子供の頃は家のことが忙しくて、勉強をする余裕なんてなかったと聞いています。なので僕は、小学校の授業をしっかり聞くようにして、毎日一生懸命勉強していました。学校の授業はとてもわかりやすくて、僕は先生の話が大好きでした。大人になったら学校の先生になりたいなあと思うようになり、母に将来の夢を話ししたことがあります。すると母はとても険しい顔をして、僕にこう言いました。

 

「学校の先生になるなんて絶対に無理。すごく勉強ができないと先生になれないんだから。絶対に無理だって。」

 

小学3年生の僕は、母の言った言葉に大きなショックを受けました。僕は学校の先生には絶対になれないんだって、幼心にそう思い込んでしまったのです。母にとって”教師”という職業は高嶺の花で、自分たち(貧乏人)には絶対に手の届かないものと思っていたのかもしれません。しかしだからと言って、自分の息子(=僕)の夢を潰してしまうのもどうかと思いますが、貧しい家庭に生まれ、ろくに教育も受けさせてもらえなかった母にとって仕方なかったのかもしれません…。

 

学校の先生にはなれないと思い込んでしまった僕ですが、その後も大好きな小学校の授業を一生懸命にがんばりました。毎日の宿題も真面目に取り組みました。そして良い友達にも恵まれて、彼ら(「ドラクエの仲間探しのように」参照)からたくさんの刺激を受けました。中学、高校と公立の学校に進み、部活動では全国大会に出場するチャンスにも恵まれました。最初の大学受験には失敗しましたが、アルバイトをしながら学費を稼いで勉強し、なんとか国立大学に合格することもできました。

 

数年前に母は病気で亡くなりました。小学3年生の頃、母に言われたように教師になることはできませんでしたが、僕は今、医師として働いています。人生どこでどうなるかなんて本当に分かりません。これからの自分の人生も楽しみです。なぜなら僕の今の夢は”どこか遠くの南の島で教師になる”ということだからです。

天国にいるお母さん、今度こそ僕は教師になってみせるから見ててくださいね^ ^

 

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<本日のブッダの言葉>

 花の香りは風に逆らっては進んで行かない。栴檀(せんだん)もタガラの花もジャスミンもみなそうである。しかし徳のある人々の香りは、風に逆らっても進んで行く。徳のある人はすべての方向に薫る。

『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より

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それではまた^ ^