🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

チャラリ〜♪ 鼻から牛乳〜♫

ぐるぐるねこ男

 

僕の小さな書斎ですが、時々うちの子供に完全占拠されてしまうことがあります。僕の大量の蔵書の中から選んだ本をじっくりと読み込んでいるわけでもなく、ジャズコレクションを片っ端から聴いて楽しんでいるわけでもなく、一番の目的はパソコンを使ってYouTubeを観るという、いかにも今の子供らしい楽しみ方をしています。「YouTubeなんか他の部屋で観てくれ!」と追い出したくなるのですが、その子にはスマホを持たせていないし、他の部屋でYouTubeを観るためのツールがありません。完全に”楽しみ”を取り上げてしまうのも可愛そうなので、子供のメンタルヘルス的セフティーネットとして、僕のパソコンでのYouTubeは許可しているのです。

 

子供に占拠された小さな書斎の中から、大爆笑の声が聞こえてくることがよくあります。そんなに腹を抱えて笑うほど、本当に面白いのか?と最近気になっていた僕は、子供に「今一番人気がある面白いチャンネル」たるものを教えてもらい、試しに観てみることにしました。すると予想通り、子供たちに「今一番人気がある面白いチャンネル」で流れてる動画は、僕にとって「面白い」と感じるものはひとつもありませんでした。一番だけでなく、五番人気くらいまでのチャンネルもザッと観てみましたが「は?これのどこ面白いの?」というものばかりでした。残念ながらどの人気チャンネルも「茶髪のよく喋るお兄ちゃんが、字幕や動画編集の力を借りて、画面の向こうで大騒ぎしてるだけ」という印象しか残りませんでした。

 

若いお兄ちゃんがバカ騒ぎしてる人気動画を、全く面白く感じなくなってしまったのは、僕が大人になってしまったからなのかもしれません。僕も子供の頃は「腹の底から笑える面白いこと」ってたくさんあった記憶があります。例えば僕がまだ小学生だった頃に嘉門達夫の替え歌がめちゃくちゃ流行っていました。学校中でいつも誰かが嘉門達夫の替え歌を歌ってました。特に給食の時間なんて、誰かが牛乳を飲み始めた瞬間を狙って「チャラリ〜♪鼻から牛乳〜♫」って歌うヤツがいて、飲みかけの牛乳を口から噴き出させる(あわよくば、鼻から牛乳を噴出させる)のが日常茶飯事でした。鼻から牛乳を噴き出してしまった人は、しばらく「鼻牛(はなぎゅう)と呼ばれる運命でした。まあでも今の人気YouTubeチャンネルよりも、自分達の目の前で実際に悲劇が繰り広げられていたので、今思い出しただけでも笑えてきます。

 

最近は登下校時でもスマホで動画を観ながら笑っているような学生たちもいますが、僕たちの時代は、YouTubeどころかスマホすらありませんでした。その代わり、友人何人かで石ころを順番に蹴りながら、家まで無事に(溝などに落とさず)石ころを運ぶことができるかどうか、みたいな遊びをしながら帰っていました。中には一発目でいきなり石ころを田んぼに落としてしまうような友人もいて、そいつはしばらく「即死(そくし)というあだ名が付けられて、みんなに笑われてました。昔と今では遊び方や楽しみ方は大きく変わったかもしれませんが、面白いことってたくさんあった記憶があります。しかし少なくとも今の僕にとっては、大人気の面白いYouTubeチャンネルを観て「めっちゃ面白い!!」って思える感覚が湧かなくなってしまったことは事実です。大人になるって、なんだか寂しいものですね(笑)

 

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それではまた^ ^