めんどくさがり屋の僕が、唯一”ポイ活”をしている「m3.com」という医者向けの情報サイトがあります。製薬会社からの薬の情報や、診療に関するアンケート、医師の求人情報など多岐にわたる情報サイトです。また開業を支援してくれる業者さんやマンション経営の話など、医者のまわりによく集まってくるお金儲け目的の業者さんも大勢います。ポイントを稼ぐことができる情報（だけ）を毎日クリックして、少しずつですがポイントをゲットし続けています。がんばれば3ヶ月くらいで1万円のAmazonギフトコードをもらうことができます。努力の割には微々たる金額かもしれませんが、節約生活をしている我が家にとってはありがたい臨時収入となっています。
ある日のポイ活の話になりますが、ドクターズコミュニティーという医者の雑談コーナーで、その日のテーマに沿った投稿すれば少し多めのポイントがゲットできるというイベントがありました。その日のテーマが「他の家庭と違うところ」みたいな内容でした。他の家庭のことをよく知らないので、「他の家庭と違うところ」と言われても正直困りましたが、子供の学校での話を聞いていると「多分こんなことしている家庭って少ないんだろうなあ」ということをいくつか思いつきました。その時に思いついたことを挙げてみます。
＜他の家庭と（多分）違うところ＞
① ゲーム機を買わない
② 漫画は一度読んだら倉庫行き
③ お小遣いは毎月1,000円（中学生）
④ 高校生になるまでスマホを持たせない
⑤ 食事の時はテレビをつけずにジャズを流す
すべての娯楽を禁じている訳ではありませんが、ゲーム機やスマホをここまで厳しく制限している家庭は少ないんじゃないかなあって思います。でも読みたい本があれば、それは無制限に買ってあげることにしています。観たい映画はお小遣いとは別にお金を渡していますし、沖縄や北海道への旅行は受験が無ければ毎年のように連れて行ってました。ゲーム機やスマホがどうしても欲しいと不満を訴えた時は「無人島に漂流したと思って諦めなさい」と言って我慢させてきました。（流石に高校生になった時は、スマホだけは買いましたが…）
この中でどれを投稿しようかと悩みましたが、⑤の「食事の時はテレビをつけずにジャズを流す」に決めました。我が家では食事の時のテレビは一切禁止しています。僕も奥さんも普段からテレビを全く観ないので、自然とそうなってしまったというのもあります。せっかく家族全員が集まる食事の場なのに、テレビに気を取られて会話ゼロというのも寂しいと思います。なので我が家では、テレビの代わりにジャズの名アルバムを僕が選んで流しています。多分こんなことしている家って珍しいだろうなあと思い投稿してみたところ（もちろんポイントゲットが一番の目的ですが）、思わぬコメントが殺到したのです。
＜コメント一例＞
▶︎ それはあなたのエゴを子供に押し付けているよ。
▶︎ 子供にとって害でしかない。単なる自己満足。
▶︎ せっかくの家族団欒の時間が台無しになる。
といった感じでした。そして僕が投稿したスレッドは、その後も批判コメントが殺到したために翌日には閉鎖されていました…。これらのコメントに対して特に腹が立ったということはありませんが、「それいいね！」とコメントしてくれた人（もちろん医者）が一人もいなかったのには驚きました。まあでも逆に、まともな感覚を持った人（もちろん医者）なら、こんなポイ活のスレッドなんかにそもそも興味を持たないだろうなあって思いました。他の人に対して批判的なコメントしかできない人たちって、そもそも暇人で自分の生活に満足できていない人の割合が高いと思います。以前の記事「東大・航空宇宙工学科からやってきた友人」で紹介した友人なんて、家にテレビすら置いてませんでした。その友人の家にはラジオと新聞、雑誌、本しかありませんでした。そして子供さんは全員、地元で一番の公立高校に進学し、名門大学へと進んでいきました。
今回、僕が言いたいことは「価値観というものは人それぞれ」でいいと思うし、そもそも「他人の価値観を絶対に否定してはならない」ということです。僕もイライラしている時はTwitterとかでの攻撃的な意見に対して、つい暴言を吐きそうになることもあります。でも、攻撃的な人の考え方や意見に対しても「なるほど、そういう考え方もあるんだ」と、できるだけ（グッと我慢して）中立的立場で受け入れるよう努力しています。「他の家庭と違うところ」なんていくらでもあってもいいと思います。結局のところ、うちはうちなので、他の人にとやかく批判される筋合いはありませんから^ ^
それではまた^ ^
