🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

葬式にお金をかけるほどアホらしいものはない

ぐるぐるねこ男

 

先日、病院事務の女性と世間話をしていて知ったことがあります。それは「信仰」という名のもと、ずーっと昔に亡くなった先祖的家族に対し、半永久的にサブスクリプションサービスを強要され続けている人が世の中にはいるんだということです。これは亡くなった人や信仰心の熱い人をバカにしている訳ではなくて、僕(無宗教です)にはちょっと受け入れ難い感覚だなあって思っただけです。その病院事務の女性ですが、数年前に亡くなった両親や、数十年前に亡くなっている祖父母のために、法事だの何だので年がら年中、お寺からやってくるお坊さんに課金し続けているとのことです。しかもそのことに対して満更でもないような素振りで、「うちは代々、◯◯宗を信仰していて、そのお寺さんの檀家として云々・・・」と熱く語ってました。でも家計は”火の車”なのだそうで、夫婦で死ぬまで働かないとやっていけないとボヤいている姿がかなり辛そうに見えてしまいました。

 

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僕の家は貧乏でしたが、特に宗教信仰のない家であったことが一番の財産になったかもしれません。あとは超・長寿の家系で、僕の祖父母のほとんどが100歳前後まで生きてくれました。これは”長寿が約束された遺伝子”を僕が受け継いでいることになるので、とても感謝しています。話は宗教に戻りますが、中学生の頃に仲の良かった友人が、ある一冊の本を読んでいました。それは先日亡くなった大川隆法氏の書いた『永遠の法』という本でした。彼は大川隆法氏の考え方に陶酔してしまい「この世の中は六次元や七次元があって・・・」とよく分からないことを話していました。結局彼は『◯◯の法』みたいな本を全冊買って読み耽っていました。幸福の科学に関する彼の蔵書が増えるにつれて、友人の数は減っていきました。その大川隆法氏は亡くなってしまいましたが、今ごろ他の信者たちと一緒に”復活の祈り”を捧げているかもしれません。ドラクエなら(もちろんそれなりのゴールドを払えば)復活しますが、火葬された人間は絶対に生き返らないってことを信者の人たちは知らないんでしょうね。

 

今回の記事で”葬儀”のことを語るに際して、「老後の資金がありません!」という映画を思い出しました。節約をモットーとする主婦(天海祐希)が、夫の給料や自身のパート代をやりくりして老後の資金を貯めて来たにも関わらず、ある日突然、おしゅうとさんが他界して400万円近い葬儀代がかかってしまう・・・という話から、老後の資金がどんどん溶けていくという、いかにも現実によくありそうな話の作品でした。見栄のために盛大な葬儀をあげたにも関わらず、おしゅうとさんの知人も高齢者ばかりで葬儀に参列することができず、期待していた香典も全然集まらずに大赤字になるという結果です。またその葬儀費用を妹夫婦(ベンツに乗っています)が長男夫婦(二人とも職を失っている)に押し付けるシーンもすごくリアルです。

 

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僕の母親だけは病気のため若くして他界しましたが、生前の生活費や病気をしてからの入院費、そして葬儀費用を含め、すべて長男である僕に降りかかって来ました。「長男だから」というよりも「医者なんだからお金持ってるでしょ?」みたいな空気感がありました。まあでもお世話になった実の母親なので、快く全ての費用は賄って来ましたが、正直なところ不公平感が拭いきれないのが本音の本音です。しかし、葬儀屋やお寺の坊さんなどにはできるだけお金を払いたくなかったので、必要最低限の家族葬と最安値の永代供養で葬儀を済ませました。実際に葬儀などにかかった費用です。

 

<葬儀関連費用>

✅ 葬儀費用:265,296円

✅ お坊さん費用:120,000円

✅ 永代供養費:130,000円

✅ 香典返し:121,620円

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 合計金額:636,916円

 

香典の合計金額が373,000円だったので、母の葬儀にかかった費用の収支は636,916ー373,000=263,916円になりました。お通夜なしで、墓石もなし、法事もするつもりはないので、この値段ポッキリで全ての死後の手続きを全て終えたことになります。生前に母が「私が死んだらできるだけお金をかけて欲しくない」といつも言っていたので、遺言通りになったと思います。

 

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僕がここまで葬儀屋やお寺のお坊さんなどにお金をかけたくないかというと、その辺りの業界にあまりよい印象を持っていないからです。僕がまだ急性期医療をバリバリやっていた時に、ある若い男性が自動車で自損事故を起こしたということで救急搬送されて来ました。その男性は全身に刺青が入っていて、見るからに(人を見た目で判断するのは良くありませんが…)悪そうな人に見えました。そして彼は近所の葬儀屋の息子だということもわかりましたで。全身打撲で意識不明の重体で、命は助からないという状況でした。事故の状況は、超高級ベンツで猛スピードで走っていて、ガードレールに不自然に衝突したとのことでした。その時思ったのが「葬儀屋ってめちゃ儲かるんだ」ということでした。息子さんは特に仕事をしていなかったようですが、平日から高級車を乗り回すことができるくらいお金を持っているんだなあという印象しか残っていません。彼は集中治療の甲斐なく亡くなりました。葬儀は自宅でやったんだろうと思います。

 

あとはお坊さんです。これは以前の記事「明朗会計のお寺」でも書きましたが、高級料亭で豪遊するお坊さん軍団と遭遇したのをきっかけに、信者のお布施(もちろん非課税)がこんなところで盛大に使われているんだということを知り、ショックを受けた経験があります。いずれにしても、人の死に関わっている業界(葬儀屋、お坊さん、墓石屋など)とは少し距離を置いておいた方が無難だと僕は思っています。でも宗教を信仰したり、亡くなった人を大切に思い続けることは個人の自由であり、僕がどうこう言うものではないということも自覚しています。ただ僕は、死後のサブスクリプションサービスでアホほどお金を使っている(浪費している)人の話を聞いて、思ったことを書いてみただけです。今日の話は特に気にしないでください^ ^

 

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それではまた^ ^