散り始める桜を眺めていて、僕は一人のスーパーマンを思い出しました。
僕が10年くらい前に働いていた職場には、世界的にも有名なすごい上司（＝スーパーマン）がいました。その上司は周りの人間を巻き込みながら猛烈に働く人で、昼も夜も平日も休日も、24時間365日働き続けていました。自分に厳しく、そして他人にも厳しく、常に最高レベルの仕事を求められるため、僕たちはいつもビクビクしながら働いていました。
桜が散り始めるちょうど今くらいの時期でした。新入社員の歓迎会でお酒も入り、日々の激務で疲労困憊だったその上司がポロッと口に出した言葉を、今になって思い出したのです。
「当たり前のことを、当たり前のようにすることが、一番大事なんだよ」
いつも厳格で、そんなことを言うような人ではなかったので、一緒にいたみんながこの言葉に驚きました。ものすごいプレッシャーの中で、常に最高の結果を出し続けるスーパーマンでしたが、彼にしか持てないような特別なマインドではなくて、誰もが実践できる「当たり前のことを、当たり前にする」といった、普通の心がけが一番大切なんだってことを教えてもらったのです。
たとえばブロガーにとって当たり前のことは”毎日ブログを書く”ことだと思います。僕はプロのブロガーではありませんが、以前の記事「将来こんな生活をしてみたい」で書いた夢を実現するためには、”毎日ブログを書く”という当たり前のことを、当たり前のように続けなければならないんだと、あらためて気づかされました。
散り続ける桜を眺めていて、ふと昔のことを思い出すことができてよかったです。
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＜本日のブッダの言葉＞
花を摘むのに夢中になっている人を、死がさらって行くように、眠っている村を、洪水が押し流して行くように、ーー。
『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
それではまた^ ^
