🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

コレクションについての四方山話

ぐるぐるねこ男

 

コレクションしているものって、誰にでも(多分一つくらいは)あると思います。僕は大学生の頃に「聖闘士星矢のプラモデル」と「ビックリマン2000シール」を必死に買い集めていました。プラモデルの方は「自分が定年退職した時の楽しみのために」という目的で、そしてシールの方は「元祖ビックリマンシールがすごい価値が出てるから、将来高値で売るために」という目的で買っていました。しかしどちらのコレクションも巷では溢れかえっていて、買った時よりも価値は確実に落ちていってます。

 

これはいわゆる”需給の関係”というもので、世の中にたくさんありふれているものにはそれほど価値が無くて、逆に世の中にほとんどなくて、みんなが欲しがっているものには高い価値が出てくるというやつです。医学部の学生(一応、医学部に通ってました)は家庭教師をしても割高の料金がもらえるので、大学の学費はコツコツと自分で稼いでました。しかし手元に残った貴重なお金をそんなもの(プラモデルとシール)につぎ込んでいた当時の自分に対して「マジでアホちゃうか!?」と罵声を浴びせたくなります。

 

 

 

最近も、周りから見たら”無駄”と思われるコレクションを買い集めてしまいました。それは僕の大好きな作家の一人である村上春樹作品で、ほぼ全て(95%くらい)の文庫本を持っているにも関わらず「ちゃんとした単行本を、自分の本棚に並べたい!」という気持ちが突発的に湧いてきたため、Amazonで中古本(しかも”非常に良い”を厳選して)を買い集めてしまいました。奥さんには白い目で見られましたが、やはりちゃんとした単行本を手に取って読む村上春樹作品は格別です(笑)。コレクションとして買い集めた単行本たちですが、結局のところ全部読み返してしまいました。やはり何回読んでも村上春樹作品は楽しむことができるということが分かったので、この単行本コレクションは正解だったということになります(やれやれ…)。

 

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そしてこれもつい最近の話になりますが、ブログ仲間(勝手にそう思ってます)の本猿さんが勧めてくれた京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」を”文庫本”で読み始めました。これがまた本当に面白くて「よくこんなとんでもないストーリー展開を思いつくな…」と、ため息が漏れるほど感心しています。読み始めると面白すぎて途中でやめることができなくなる作品ばかりなので、就寝前にはページをめくらないよう気をつけています(眠れなくなるので)。今まで、京極夏彦作品は「めちゃ太い本やな」くらいの認識しかありませんでした。巷ではそのレンガみたいな本を「鈍器」と呼んでいるとか、いないとか。いずれにしても単行本コレクションをしたくなってしまい、5,000円くらいする”愛蔵版”があると知った僕は早速Amazonで検索してみたのですが、残念ながら在庫はゼロでした。まあでもいつかメルカリとかで出てくるだろうという気持ちでのんびり待つことにしています。

 

 

 

コレクションついでに思い出したのですが、とある有名な大学教授(外科医)が、自分の執刀した手術ビデオを、VHSテープで何十年もコレクションし続けていたという話です。最盛期は年間の手術件数は300件くらいで、とにかく外科医としては日本でも超有名な人でした。そしてその大学教授の先生も定年退職を迎えたのですが、残ったのはVHSの手術ビデオの山です。自分の部屋どころか、家中にVHSテープの山が溢れかえっていたそうです。何十年も前の古臭い手術ビデオを見返すことなんて絶対にないし、そもそもVHSテープを再生できる機器自体がこの世から消えつつあります。その大量の手術ビデオをデジタル化すると言っても大金がかかるし、そんなことをしても老後の生活には何の役にも立たないし…、ご家族にも「ゴミ扱い」され始め大量の手術ビデオは、結局ゴミとして処分されたという話です。

 

こういう話を聞くとコレクションというものは「家族に迷惑がかからない範囲でやらなければならない」ということが、身に染みてよくわかります。ちなみにですが、僕は以前の記事「真のミニマリスト」で書いたように、自分が持つものの最大量を厳格に決めています。あくまでも家族に迷惑がかからない範囲で”コレクション”という趣味を精一杯楽しむことにしています^ ^

 

※ 京極夏彦を一度も読んだことがない方はぜひ↓(眠れなくなります^ ^)

 

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それではまた^ ^