🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

「経費」で悠々自適の生活を送っている人たち

ぐるぐるねこ男

 

毎月の給料がほとんど増えないのに、物価はどんどん高くなっています。にも関わらず、お上にピンハネされる税金や社会保障もどんどん増えてきていて、国民負担率は今や46.8%(令和5年度)に達しています。自分が稼いだお金の半分近くを持って行かれてしまい、手元に残った微々たるお金で買い物をすれば消費税(10%)、ガソリンを入れたらガソリン税(1リットルあたり約60円)、株を売却して利益が出ても約20%の税金がかかります。アメリカの政治家のベンジャミン・フランクリンが「死と税金だけは逃れられない」という名言を残していますが、本当にその通りだと実感しながら生きています。ところがその税金から、完全ではないにしても上手に逃れて、悠々自適の生活を送っている人たちもいます。

 

前置きとして、僕は会社勤めのサラリーマンの身(勤務医)なので、税金はピンハネ…いや、天引きでちゃんと納めています。税の仕組みを勉強する目的で(年収2,000万円もありませんが)確定申告もしています。毎年2月に確定申告をおこなっていますが、税務署には自営業の人たちで溢れかえっています。中にはメ◯セデスで乗り付けて、金色の◯レックスを腕に巻いているのに、納めるお金が数千円(!?)というような人を見かけたことがあると、知人が言ってました。僕は個人事業主になったことがないので、そこにどんなカラクリがあるのかよく分かりませんが、この数年間のコロナ禍で「一生分のお金を稼いだので、クリニックを閉院したぜ!」という医師の話も聞いたことがあり、個人事業主は上手いことやっている人がいるんだなあって思います。

 

 

 

ずっと以前に勤務していた病院で、実家が開業医をしているという男性医師と知り合いました。彼は子供の頃からずっと有名塾に通わされて、ストレートで私立の医大に合格し、そして医師となった超サラブレッドです。普段から身なりもきちんとしていて、身につけている物もいいものばかりでした。そんな彼がお酒の席で、自分が子供の頃の思い出話をしてくれました。それは、彼が父親と買い物に行った時の話で、レジでお金を払って買ったものを袋に詰めるときに、レシートを捨てるなといつも言われていたそうです。そしてそれだけでなく、その辺りに落ちているレシートを拾ってくるようにと言われたとのこと。当時小学生だった彼は、何で落ちているレシートなんて拾わなければならなかったのか?疑問に思っていたそうですが、大人になって「経費で課税所得を減らすことができる」ということを知って、自分の父がしていたことが理解できたと笑っていました。

 

他にもこんな話があります。自営業でかなり稼いでいると聞いていた友人に、同窓会でたまたま再会したことがありました。僕が冗談っぽく「たくさん稼いでるから、もう欲しいものなんてないでしょ?」と尋ねたところ、彼は「そうだなあ…、ガソリン入れた時にもらう領収書とか欲しいなあ」って笑いながら言ってました。個人事業主をしている他の友人からも聞いたことがありますが、日々の生活費もさることながら、住宅ローンの一部も「事務所費」として経費にすることができるし、ガソリンだけでなく車も経費にすることができるので「ほとんど経費で生活しているようなもんだ(笑)」って、その友人も笑っていました。

 

 

 

世の中は「インボイス制度」の件で「これまで消費税を着服してきたくせに」といった乱暴な意見(by ホリ◯モン)も出て一部炎上しているようです。いろんな意見があって良いと思いますが、売上高が1,000万円未満の事業者もちゃんと消費税を納めるべきだと僕も思います。リスクをとって事業者となっているのはわかりますが、事業者になると「必要経費」をフル活用できる旨味があるってことも事実です。僕は勤務医なので”会社勤めのサラリーマン”です。その一方で、高級料亭での会食を「経費」でしている開業医の先生もたくさんいます。どちらがよいか分かりませんが、いずれにしてもある程度は「平等感」ってものが欲しいですね。でも皆さんがこの記事を読んでいるこの瞬間も「経費」で悠々自適の生活を送っている人が、この世にはたくさんいるってことは事実なんです。やれやれ・・・。

 

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それではまた^ ^