🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

北海道の定山渓温泉「厨翠山」までふらり旅

ぐるぐるねこ男

 

先日、北海道旅行をしてきました。北海道には1年ほど住んでいたことがあるので土地勘もあり、道内の電車やバスのこともよく知っているので、ストレスなく旅行が楽しめます。今回の旅行の目的ですが、札幌国際スキー場でのスキーと定山渓の温泉旅館に宿泊することでした。初日はすすきの(=札幌ナンバーワンの繁華街)で本場の生ラムジンギスカンを食べてから、大通公園で開催されているミュンヘン・クリスマス市に行ってみました。

 

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その日はマイナス5℃の寒さでしたが、ものすごく大勢のお客さんが来ていました。外国人の姿もチラホラ見受けられます。めちゃくちゃ寒いのに、札幌の女子高生は相変わらず白い脚をむき出しにしていました。ホットワインを買って飲みながら、会場内のあちこちに設置されたイルミネーションを眺めつつ、久しぶりの札幌の夜を楽しみました。全国旅行支援も延期されたため、すすきののビジネスホテルも格安で宿泊することができてラッキーでした。

 

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翌日2日目は、朝から札幌国際スキー場でスキーを楽しみました。札幌市内からの往復バスチケットとリフト券(一日券)がセットになっているバスパックは、一人5,800円(一般)と格安です。特に予約の必要もなく、繁忙期は後から何台もバスがやって来てくれるので安心です。日本は降水量がとても多い国なので新雪も積もりやすく、北海道のパウダースノーは世界からもすごく注目されているのだそうです。アメリカ・ヨーロッパ系の人や中国人、韓国人だけでなく、アラブ系の人もいました。(ちなみにその日は50人以上の自衛官も雪上訓練をしていました)

 

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スキー場からの帰りのバスを”定山渓第一ホテル前”で途中下車し、二日目の温泉宿に向かいました。「厨翠山(くりやすいざん)という温泉旅館で、「檜露天風呂付客室」という離れの特別客室を予約しました。雪の帽子を被ったキノコのようなロータリーのお出迎えです。第一寶亭留グループの中でも新しい温泉宿で、特に「食」に力を入れていることで有名な旅館なのだそうです。

 

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チェックイン時に食事処のダイニング「厨」でウェルカムドリンクをいただきました。黒豆茶や特製ジンジャエールもありましたが、僕は北海道限定のサッポロクラシックを選び、本日の一皿目「五四◯(きたかむい)」も美味しくいただきました。ダイニング「厨」はカウンター席のみで、料理人の職人技を間近で楽しみながら料理をいただくという趣向で、チェックインの時から期待感が高まります。

 

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お部屋は離れの露天風呂付特別室(115平米)です。和室は10畳で広々としていて、新しくてとても綺麗でした。室内は暖房もよく効いていて、さりげなくリラックス系の音楽が流れていました。冷蔵庫のビールやお茶などは、もちろん好きなように飲んでくださいとのことでした。

 

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こちらは和風ベッドルーム(10畳)です。扉を開けるとベランダがあり、目の前には雪景色が広がっています。しんしんと降り続ける雪の音を聞きながら、暖かいベッドでゆっくり眠るなんて最高です。もちろんWi-Fiや加湿器などは、どの部屋にも標準装備されていました。

 

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和室の横には、露天風呂から上がった時に休憩することができるスペースもあります。この椅子ですが、座り心地がとてもよくて、冷蔵庫から冷たいビールを取り出して、乾いた喉を潤しながらのんびりくつろぐことができました。

 

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真ん中のテーブルの上にはこのよう木箱が置かれていました。蓋を開けてみると中には美味しそうなスイーツがきれいに並んで入っていました。部屋で飲むことができるコーヒーや紅茶と一緒にどうぞ♪といった感じでしょうか。中身は敢えて内緒にしておきます(笑)

 

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露天風呂に浸かってゆっくりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。いよいよ夕食の時間です。チェックインをした時のダイニング「厨」での食事になります。料理は作り置きでなく、できるだけ出来立ての料理を楽しんでいただきたいという旅館側の思いもあり、18時からの一斉スタートになります。北海道の食材をふんだんに使った料理も楽しみでしたが、この(ちょっと高級な)旅館にどんな人たちが宿泊しているのかというのも楽しみでした。

 

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御椀

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御凌ぎ(平目、いくら)

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お造り(帆立、どなるどさーもん)

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焼物

料理は突出から始まり、僕たちの食べるペースに合わせて前菜、御椀と続きます。カウンターを挟み、僕たちの目の前で調理をして振る舞ってくれる料理人の方達は、寡黙で派手さはありません。でも無駄のない手さばきや、さりげない所作には職人の美しさがありました。とても美味しい料理でしたが、それ以上にその空間で料理を楽しめたことが最高の経験になりました。

 

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食後はラウンジでのバータイムです。生ビールや冷酒、ウィスキーだけでなく、フレッシュジュースやちょっとしたおつまみ、スイーツも楽しむことができます。Jazzを聴きながら飲むウィスキーは最高です。ちなみにこのラウンジは時間帯によって表情が変わります。「バータイム」のあとは「本日の夜食」、そして翌朝は「季節のフルーツ盛り」が提供されます。滞在中は全て無料で楽しむことができます。

 

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翌朝、旅館の外はさらに雪深くなっていました。夜のうちにパウダースノーが降り積もったようです。外は極寒ですが、旅館内はとても暖かくて過ごしやすかったです。朝食の時間がやってきたので、ダイニング「厨」へと向かいました。

 

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すでに朝食の準備ができていました。お鍋の中には出汁がくつくつと温められていました。利尻昆布と血合い抜きの鰹節を削って丁寧に引いた出汁です。ちなみにお水はニセコ近くの「京極のふきだし湧水」を使っていてこだわり抜かれています。一杯目は宗谷の塩で、そして二杯目は味噌を溶いていただきます。フレッシュジュースや新鮮な北海道野菜のサラダが、僕の体を気持ちよく目覚めさせてくれます。

 

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それから盛り合わせなどがタイミング良く運ばれてきます。目の前の炭火で焼いてくれた銀鱈や、職人技で丁寧に仕上げられただし巻き卵など、定番料理ひとつをとっても一切手抜きのない朝食には感無量でした。10時間も煮炊きした鶏肉のスープカレーもありましたが「あゝ美味しい…美味しすぎる…本当に美味しい…」と連呼してしまうレベルでした。

 

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朝食の後、最後に部屋の露天風呂に浸かりました。この温泉旅館に到着した時から、もう何度このお湯に浸かったかわかりません。源泉掛け流しで、極寒の中でも体の芯まで温まります。湯煙の向こうには開放感のある窓があり、定山渓の景色や温泉街を眺めることができます。手足を伸ばしてどっぷり湯船に浸かって天を仰げば、温かい湯煙が定山渓の白い空に向かってもくもくと登ってゆくのを見送ることができます。

 

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今回の旅行で宿泊した定山渓温泉の「厨翠山」ですが、来年以降もリピートしたくなるような素晴らしい温泉宿でした。季節ごとに料理が変わるようなので、春夏秋冬、料理を楽しむためだけに年4回の定山渓もありなんじゃないかなあと思ってしまいました。今よりもっと生活に余裕ができたら、一週間くらいこの「厨翠山」に宿泊して、毎日スキー三昧!なんてこともしてみたいです(今は全然無理だけど…)。旅館の方に聞いてみたのですが、連泊の人には特別に毎日違う料理を出してくれるみたいなので「ぜひ、ご検討ください^ ^」と笑顔で言われました。また明日からの仕事を頑張ろうって思いました。

 

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それではまた^ ^