🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです(月・木曜日に更新)

人を喜ばせるトレーニング

ぐるぐるねこ男

 

歳をとると(とは言ってもまだ40代ですが…)最近の音楽や漫画には全くと言っていいほど興味がなくなってきます。自分がまだ子供だった頃の音楽や漫画が自分にとってのオールタイムベストになっていて、それ以外の作品が入り込む余地なんて1mmも無いって人は結構多いんじゃないかな?って思います。そう、この20年くらいは「入り込む余地」なんてありませんでした。しかしこの鉄壁のオールタイムベストの壁を最近うちの子供がぶち壊してくれるようになったのです。ちなみにですが、僕自身の今までのオールタイムベストは以下の通りです。

 

<ぐるぐるねこ男のオールタイムベスト>

▶︎ 音楽

B'z、ミスチル、ZARD、BOφWY、 THE BLUE HEARTS、WANDS、イエモン、サザンオールスターズ、ELT、LINDBERG、槇原敬之、いきものがかり、米米クラブ、TMN…

 

▶︎ 漫画

ジョジョの奇妙な冒険、スラムダンク、キン肉マン、北斗の拳、聖闘士星矢、こち亀、ドラゴンボール、サラリーマン金太郎、YAWARA、バカボンド、六三四の剣…

 

挙げれば正直キリがないですが、昭和のある時期を中心にして時の流れがピタッと止まっていました。子供の頃に没頭したマンガの主人公は僕にとって永遠のヒーローであり、人生におけるロールモデルになっていたと思います。キン肉マンからは「友情」を学び、北斗の拳からは「愛」について学びました。漫画を通じていろんなことを学び、自分の人生の血肉となってきたと思います。

 

時は流れ、僕も親になってしまいました。うちの子ですが、僕と違って中学生になっても全く本を読まず、漫画ばかり読むような子供になってしまいました。また、プライムビデオのアニメはほぼ全部観ていて、ドラえもんやクレヨンしんちゃんなどの季節映画は全て観てきたという強者です。暇さえあればレンタルDVD屋に行って、ジブリやディズニーなどのアニメ映画を借りてきてます。ちょっと心配になるレベルのアニメ・漫画オタクなのですが、自分だけで楽しんでくれるのならまだしも、親であるこの僕を巻き込んで自分の好きな作品を押し付けてくるようになりました

 

最初の頃は「子供とこんなことできるのは今だけだから」ということで、クレヨンしんちゃんなどの映画を(全く面白くなくても…我慢して…)観ていたのですが、その手の作品に対して反応が極端に薄い僕を観察し続けていたうちの子は「父さんってどんな映画が好きなの?」とか「これは多分、父さんが好きな映画だと思う」といった感じで、僕が好きそうなアニメ映画を積極的に探すようになってきました。そして、僕が少しでも暇そうにソファーでゴロゴロしていたら「これ絶対に父さん好きだと思う」と言って、強制的にアニメ映画を観さされるようになってきたのです。

 

 

 

でも、うちの子とこのような関係(?)を長く続けていると、結構面白い作品に出会えることが増えてきました。そしてそのアニメ映画の主題歌を歌っているアーティストが他にどんな曲を歌っているかとか、他にも最近の若い人たちがこんな曲やアルバムを聴いているよ!といった感じで、平日でも深夜遅くまでAmazonミュージックで最新曲を聴かされる日が続くようになってきたのです。早く寝て次の日の仕事に備えたい気持ちもありますが、まあでも今しか子供とこんなことできないよな…という気持ちが打ち勝ち、夜遅くまで最新曲を聴く羽目になっています。

 

しかし、そこで初めてうちの子に教えられたアーティストやアルバムは、僕自身のオールタイムベストの牙城を見事に崩してくれました。通勤時にジャズを聴きながら海岸線を車で走っているのですが、うちの子供に教えてもらった新しい曲やアルバムも最近よく聴くようになりました。新しい曲を聴いていると、僕が今までずっと聴いていた曲やアルバムがとても古臭く感じてしまいます。ちなみにうちの子供から教えてもらって、僕自身がめちゃハマってしまったアーティストは以下の通りです。

 

<ぐるぐるねこ男の最近のお気に入りアーティスト>

ずっと真夜中でいいのに。、ヨルシカ、Vaundy、優里、back number、YOASOBI、Chilli Beans.、Ado、水曜日のカンパネラ、米津玄師、あいみょん、Mrs. GREEN APPLE…

 

さすがにアニメや漫画は(薦められても観たり読んだりしていないので)そこまで好きにはなれませんが、それでも「これは絶対に父さんが好きな映画だと思う」と、うちの子が満を持して借りて来たアニメ映画『かがみの孤城』は結構マジで面白かったです。あまり無いことなのですが、レンタル期間中に2回も観てしまいました。後で知ったのですが、この『かがみの孤城』って辻村深月さんが原作を書いていて、しかも2018年の「本屋大賞」を受賞した作品とのことです。そりゃあ面白いはずだって納得がいきました。

 


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いずれにしても「自分たちの時代の歌やアニメの方が圧倒的に良かった」って思い込まない方がいいってことに気がつかされました。最近の歌やアニメ映画のクオリティの高さにはびっくりします。そして、それらに全く興味を持たなかった僕をここまで没頭させることに成功したうちの子供はすごいと思います。自然と「人を喜ばせるトレーニング」をしていた形になっていたような気がします。新しいものにも積極的に興味を持っていく努力をしなきゃ、知らないうちにどんどん歳をとって世の中に取り残されてしまうな…って、つくづく思いました。

 

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それではまた^ ^