世の中には自己アピールが上手な人と、下手な人がいます。患者さんの処置をする時に看護師さんに手伝ってもらうことがよくありますが、同じ手伝いをしてもらっているのに「またこの看護婦さんに頼みたいな〜」って思ってしまう人がいます。やってることは同じで、結果も同じです。もちろん看護師さんの容姿や美しさも（あまり）関係ありません。同じことをしているのに、どうしてこの差ができるんだろう？ってずっとこの違いを観察していたら、あることに気がついたのです。
患者さんの処置が終わった時に、僕は手伝ってくれた看護師さんに「手伝ってくれてありがとう」っていつも声をかけるのですが、看護師さんの方からも「患者さんの処置をしてくれてありがとうございます」とお礼を言われます。これが普通のパターンなのですが、自己アピールが上手な看護師さんは笑顔でこんな言葉を続けていることに気がついたのです。
「患者さんの処置をしてくれてありがとうございます。またいつでも声をかけてくださいね」
おそらく本人は意識して言っていないと思うのですが、自然と（しかも笑顔で）そんな言葉が出てくるって、ホントに素晴らしいことだと思いました。容姿はそれほど綺麗な看護師さんではありませんが、またこの看護師さんに患者さんの処置の手伝いをお願いしたいなあって、いつも思っています。
「自己アピール」というものは、職場で出世しようとか、素敵なパートナーを見つけたいという思いだけでするものではないと思います。ちょっとした人間関係を良好にするために、何気なくする「自己アピール」というものもあるんだなあということに、僕自身も気がつかされました。これからは僕も、ちょっとした一言を付け加えてみようかなあって思いました。
それではまた^ ^
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