今日はアイスクリームの話です。最近めっきり暑くなってきました。この季節に欠かせない食べ物、それはアイスクリームです。でもこのアイスクリームを食べた時に、頭がキーンと痛くなった経験はないでしょうか?実はこの頭痛は「アイスクリーム頭痛」という立派な病名がついているんです。今回の記事は、この暑い夏にぴったりの「アイスクリーム頭痛」について、その原因や予防法、対処法についてわかりやすくお話ししようと思います。(今日は久しぶりにSEO対策をしてみることにしました)
アイスクリーム頭痛の原因
「アイスクリーム頭痛」とは、アイスクリームやかき氷など極端に冷たいものを食べた直後から、数分間にわたっておでこやこめかみがキーンと痛くなる頭痛のことをいいます。この「アイスクリーム頭痛」には、以下の2つの原因が考えられています。
1.脳血管の過剰な反応
2.三叉(さんさ)神経の勘違い
少し難しい言葉が出てきましたが「アイスクリーム頭痛」の予防や対処法を考える上で、原因を知るということはとても大切です。この2つの原因についてわかりやすく解説していきましょう。
1.脳血管の過剰な反応
アイスクリームやかき氷など冷たいものを食べ始めると、口の中の温度が急激に下がります。しかし人間の体は、体温を一定に保とうとする働きがあるため、頭部への血流を増やすことで体温を維持しようとします。この時に頭部の血管を拡張させて血流を増やすので、この拡張した血管のまわりに炎症が起こるのです。
この炎症反応によって、血管のまわりにある「三叉神経」という皮膚の感覚や痛みを伝える神経が刺激を受けてしまい、そのため「アイスクリーム頭痛」を起こしてしまうと考えられています。口に入れるアイスクリームの量が多ければ多いほど一気に口の中の温度が下がるため、頭痛はひどくなります。
2.三叉(さんさ)神経の勘違い
もう一つの原因は「三叉神経の勘違い」説です。喉の奥にも感覚や痛みを伝える役割を持つ「三叉神経」が張り巡らされています。アイスクリームやかき氷などの冷たいものが喉の奥を通る時に、この三叉神経が”冷たさ”を”痛み”と勘違いして脳に伝えるために頭痛が起こるという説があります。
この「アイスクリーム頭痛」ですが、口の中の急激な温度変化によって起こるため、体温が上昇し易い夏の方が起こりやすくなります。ちなみにアイスクリームとかき氷ではどちらの頭痛の方がひどいでしょうか?経験的にはかき氷の方だと思います。アイスクリームには細かい空気の泡がたくさん含まれているため、口の中を冷やすスピードがかき氷よりも遅くなるという理由があるからなのです。
アイスクリーム頭痛の予防法
それではこの「アイスクリーム頭痛」を予防するためにはどのような方法があるのでしょうか?それは口の中の急激な温度変化が「アイスクリーム頭痛」を引き起こす原因となることがわかっているめ、予防法は次の2つになります
1.冷たいものを少しずつ食べる
2.同時に温かいものを食べる(飲む)
経験的にも納得がいくかもしれませんが「アイスクリーム頭痛」を予防するためには非常に有効です。具体的な方法としては、アイスクリームやかき氷など冷たいものを食べる時は、まず少しだけ口の中に入れて、口の中の温度を下げておいてみてください。すると口の中とアイスクリームの温度差を小さくすることができるので、かなりの予防効果が期待できます。
また同時に温かいものを食べるのも予防効果が期待できます。例えばアイスクリームと一緒に温かいワッフルやパンケーキを食べるといった工夫をしてみてください。
アイスクリーム頭痛の対処法
それでは「アイスクリーム頭痛」を起こしてしまった時は、どう対処すればよいのでしょうか?数秒で頭痛が治ってしまう人がほとんどだと思いますが、中にはしばらく頭痛が続いてしまう人もいます。そんな時は頭の痛いところを中心に「冷やす」ことをお勧めしますします。「そんなことしたら余計に頭が痛くなるんじゃね?」と思われる方もいると思いますが、騙されたと思って試してみてください。
原因のところで説明した通り、「アイスクリーム頭痛」は頭の血管が拡張することで頭痛が誘発されます。頭の痛いところを中心に冷やすと、頭痛の原因となっている血管を逆に収縮させることができるため、頭痛症状の改善につながります。これは「片頭痛」の時にも有効な対処法なので、普段から頭痛で悩まれている方もぜひ一度試してみてください。
まとめ
今年は例年と比べて、とても暑い日が続いています。そうなると、アイスクリームやかき氷の出番が多くなってくるはずです。今回の記事が「アイスクリーム頭痛」で悩まれている方に少しでもお役に立つことができれば嬉しいです。アイスクリームの食べ過ぎには注意して、残りの夏を頑張って乗り切りましょう^ ^
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<本日のブッダの言葉>
みずから悪をなすならば、みずから汚れ、みずから悪をなさないならば、みずから浄まる。浄いのも浄くないのも、各自のことがらである。人は他人を浄めることができない。
『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
それではまた^ ^