🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

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医学部時代は”超”がつくほどの「メモ魔」でした

ぐるぐるねこ男

 

僕は医学部の学生の頃、”超”がつくほどの「メモ魔」でした。医学部の講義はとにかく覚えることが多くて大変です。また暗記するものだけでなくて、よく考えないといけない問題も多々あります。実際の患者さんの診療に関わりながら医学を勉強させていただく臨床実習の時も、覚えることと考えることが山のように毎日押し寄せてきます。これは「覚える」問題なのか、それとも「考える」問題なのかを瞬時に判断できないような状況がよくあるため、自然と「とにかくメモをしまくる」という習慣が身につきました。

 

メモをするコツですが、まずは何も考えずに耳から聞こえたことを片っ端からメモしていきます。大学の講義のノートには、無地のルーズリーフを使っていました。真っ白な紙に上下左右関係なく、耳から入ってくる情報を片っ端から書き殴っていました。メモを取るときはあまり頭で考えず、とにかく機械的に書く作業に徹します。とても重要な情報もあれば、どうでもいいような情報も、取捨選択することなく書き続けるです。この作業にどんなメリットがあるかというと、記録を全て残すことができることはもちろんですが、一番のメリットは安心して忘れることができることです。

 

どんな些細なことでもノートにメモを残しているとわかっているので、少しくらい忘れても、後からノートをざっと見れば大丈夫だという安心感があります。少しくらいどころか、完全にド忘れしてもOKです。メモに残しているという安心感があるので、いくらでも(片っ端から)忘れることができます。また聞いたことをその時に理解できなくても心配はいりません。なぜならほぼ完全に一字一句メモを残しているので、後で必要な時にそのメモを見ながら人に聞いたり本を読んだりして、落ち着いて理解し直すことができます。

 

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僕が医学部の6年間に書きまくったノートは、卒業するまで全て保存していましたが、とんでもない量のノートになりました。引越しの度にそれらのノートを移動させるのが困難なため、山積みになったノートは全て処分しました。でも、なんでもかんでもメモしまくっていた訳ではなくて、自分にとって大切な用事(たとえば友人との約束や彼女の誕生日など)は手帳やカレンダーにメモすることは一切ありませんでした。そもそも手帳もカレンダーなんて持っていませんでした(もちろんスマホなんて無い時代です)。

 

忘れたらまずいことや取り返しがつかなくなるようなことを、全て記憶するようにしてた理由は、メモを残すことで安心して忘れてしまうことが経験的にわかっていたからです。なので、忘れてはならないことだけは、あえてメモしないようにしていました。記憶力が落ちてきた最近では考えられないようなことですが、若い頃は「メモ」と「記憶」の使い方が今と全く違っていました。なんで今更こんなことを思い出したかというと…う〜ん、忘れてしまいました。僕の記憶力なんてそんなもんです。

 

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それではまた^ ^