🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

田舎道でベントレー(超高級車)に遭遇した朝の話

ぐるぐるねこ男

 

休日の朝、久しぶりに家の外でモーニングを食べたくなったので、車で30分くらい走った山の中腹にポツンとたたずんでいるお気に入りのカフェに出かけました。そのカフェのモーニングはすごく人気があります。安くて量が多いというモーニングではありませんが、結構きちんとしたコーヒーが飲めるため、コーヒーにこだわりのあるお客さんの中では根強い人気があります。

 

ところで「きちんとしていないコーヒー」ってどんなコーヒーなの?って聞かれると困ってしまいますが、そのカフェのように自分のお店できちんと豆を焙煎して、お客さんの注文が入ってから豆を挽いてコーヒーを入れてくれるのが「きちんとしたコーヒー」ってやつです。なのでそれ以外が「きちんとしていないコーヒー」だと思ってください。

 

そのカフェに向かう道中、僕の住んでいる田舎町では相当珍しい一台の外車に遭遇しました。それはベントレーです。ベントレーと言えば知る人ぞ知る、イギリスの超高級車です。そこらへんの社長や開業医が経費で買ってるようなメルセデスとは格が違います(あくまでも僕の偏見です)。どんなに安いモデルを選んでも、2,000万円を下ることは絶対にないというレベルの超高級車です。ベンツ乗るくらいだったら、トヨタの方が圧倒的にコスパがいいよ(笑)って笑われるようなレベルの車ではありません。それがベントレーであり、ベントレーたる所以なのです。

 

僕はそのベントレーをどんな紳士が運転しているのか、すごく興味が湧いてきました。僕の車(国産の小型車)とベントレーは同じ方向に向かって、二車線道路を走っていました。ベントレーはゆっくりと、そして堂々とした姿でイギリス紳士のように優雅に走っています。僕はジリジリと後からベントレーに近づいていきました。これがもしジェームズ・ボンドが運転しているアストンマーティンだったら、僕は確実にボンドに消されると思うくらい追跡し続けました。

 

そしてもう少しでベントレーを捉えられそうになったタイミングで、目の前の信号が赤に変わったのです。運よくそのベントレーの右横にちょうど並ぶように停車することができました。「よし、やった!」と思い、ベントレーの運転席(左ハンドル)をガン見したところ・・・とても残念な雰囲気のおっさんが・・・タバコを吸いながらスマホらしきものを遠目で(=老眼)見ていたのです。どれほど残念な雰囲気だったかというのは想像にお任せしますが、イギリスの超高級車ベントレーの所有者に対する僕の大きな期待は見事に裏切られたのでした。

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あと数年で50歳を迎える僕も、いわゆる「おっさん」というカテゴリーに属する人間です。最近は自分の身なりをあまり気にすることがなくなり、髪の毛もセルフカットで服はもっぱら古着です。ユニクロのヒートテックなんて、一度買ったら何年も着続けているので、ヒートテックとしての機能はもはや廃絶しています。いわゆるブランド品なんて身の回りには一つもありません。車も国産で、腕時計は盗難事件があってから10年以上も身につけていません。以前の記事「ぐるぐるねこ」でも紹介しましたが、ペットショップで思い切って購入した猫ですら7割引のディスカウント猫(って呼ぶのかな?)なんです。

 

しかし、そのベントレーに乗っていた残念なおっさんに遭遇した瞬間から「僕はモモヒキなんかを履くような、かっこ悪いおっさんには絶対にならない」と思うようになりました。体型も美しく、見た目も清潔感があって、ある程度おしゃれをして、みんなに愛される笑顔の素敵なおっさんになろう!って誓いました。きちんとしたコーヒーを飲みながら、きちんとしたおっさんになろうって、心に誓った朝でした。

 

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それではまた^ ^