僕はブログを書く時に、一番心がけていることがあります。そもそも論になりますが、ブログって誰かに読んでもらうために書いているものであって、自分のためだけに書いているものではありません。「自分のブログだから自分の好きなように書いたらええやん！」というのも一理ありますが、それならば世の中に向けてブログをいう形で発信する必要はないわけであって、コクヨのノートに毎日鉛筆で自分だけの日記を書けばいいだけの話になります。僕にとってブログを書く作業というのは、”書き手”である自分とブログを読んでくれる”読者”との間の「最大公約数」を探す作業ではないかと思っています。
ちなみに「最大公約数」とは、2つ以上の正の整数に共通な約数（＝公約数）のうち、最大のものをいいます。例えば”12”と”18”の公約数は、1、2、3、6になりますが、この中で最大の数である”6”が最大公約数になります。これを書き手と読者に当てはめてみると、お互いの共通した興味の対象の中で、お互いが最大に興味を持てるものが、書き手と読者の「最大公約数」になります。
例えば、僕の年収の20倍くらいの人がブログを書いているとします。その人は資産家で、保有している株の配当金だけでも年間2,000万円くらいの不労所得があるとします。自宅は都内の一軒家で超豪邸、車はランボルギーニやフェラーリを所有、夏はハワイに一ヶ月旅行、冬はカナダにスキー旅行みたいな生活をしているとします。そんな人が次のようなタイトルのブログを書いたとします。
『今年の配当金は2,000万円ゲット！』
『マセラッティ買いました！』
『クリスマスプレゼントはロレックスにしました！』
確かにすごく興味はそそられます。すごいな〜とも思うし、そんな世界もあるんだなあ〜って思います。これらの記事を読んでみると、配当金2,000万円のスクショが貼られてあったり、マセラッティの写真が何枚も貼られていたりするかもしれません。自分が見たこともないものを見せてもらえるのは嬉しいですが、ただ単に自慢だけされ続けてしまうと、10記事くらい読んでたら飽きてくると思います。「そりゃ億の年収と不労所得が2,000万円もあればできるだろ！」って、最終的に怒りすら覚えるかもしれません（笑）
その一方で、もしこの人が「配当金2,000万円までの道のり」や、「マセラッティを買うことができるようになるまでのストーリー」について書いてくれたら、すごく参考になると思います。ブログ界隈にはいろんな人がいていいと思うし、スケールの違いがあってもいいと思います。でもただ単にマウントをとるだけの記事を書くのではなくて、「こんなふうに考えて、こんなふうに行動したから、こんなふうになれたんだよ」みたいな、誰が読んでも参考になるような記事（＝最大公約数）が一番いいと思います。
僕がブログを書くときに一番心がけていることについての話でした^ ^
それではまた^ ^
