🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

同じ服しか着ない人たち

ぐるぐるねこ男

同じ服しか着ない有名人といえば、一番真っ先に思い出すのが故スティーブ・ジョブズです。ジョブズの代名詞でもあった黒のトップスですが、8月5日に亡くなられたファッションデザイナーの三宅一生さんがデザインしたもので、ジョブズにとってはマストアイテムだったと思います。三宅一生さんのデザインを大変気に入ったジョブズは、最初アップル社の制服を作ろうとしたのですが、社員からは反対され、仕方なくあの黒のトップスを自分のために100枚注文したという逸話が残っています。

 

同じように、ワンシーズンずっと一枚の同じ服しか着ない人間が僕の身近にいます。それはうちの小学生の息子です。ジョブズのことなんて全く知らないのですが、親戚のお兄さんにお下がりでもらった黒のトップスを大変気に入って、毎日のように洗って着続けています。なぜ同じ服を毎日洗ってでも着続けるのか?とうちの息子に聞いてみたところ、彼はこう答えたのです。

 

「同じ服着てたら、すぐに僕ってわかるやん」

 

小学生にして早くも自分をブランド化しようとしているのか?と冗談で尋ねてみたところ、「服を選ぶのがめんどくさいから」と答えました。確かに、服を選ぶのにもかなりのエネルギーを費やすため、同じ服を着る(=服を選ぶのに労力を使わない)方がいい仕事をすることができるっていう話を聞いたこともあります。

 

一方で僕が子供の頃はどうだったかと言うと、ジョブズやうちの息子とは全く正反対でした。家が貧乏だったので、同じ服を着ることはとても恥ずかしいことだと思っていたのです。貧乏だから服が一着しかないって思われることがすごく嫌でした。実際に思われていたかどうかわかりませんが、とにかく自分の家が貧乏だってことに対してすごくコンプレックスを持っていました。

 

月日は流れ、僕もいい大人になりました。この夏はたった3枚のシャツしか着回していません。近所をうろうろする時でも、同じ服を着ることに恥ずかしさを(全く)覚えなくなりました。正直言うと、今年着回した3着の服はもう5年くらい着続けているシャツです。『人は見た目が9割』という本に感銘を受けたこともありますが、本当に大切なのは残りの1割です。医師になった頃、調子に乗って衣服に何万円というお金をかけていましたが、今では完全に投資の種銭と化しています。僕が目指しているのは、ボロボロの服を着た大金持ちですので^ ^

 

 

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<本日のブッダの言葉>

善い行ないのことわりを実行せよ。悪い行ないのことわりを実行するな。ことわりに従って行なう人は、この世でも、あの世でも、安楽に臥す。

ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より

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それではまた^ ^