🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

プー太郎になった時の話

ぐるぐるねこ男

数年前のある日、家庭の事情が原因で、僕は急性期医療の最前線から退かざるを得なくなってしまいました。そして数ヶ月間ではありますが、いわゆる「無職のプー太郎」として過ごすことになりました。今回はその時の貴重な経験について語ろうと思います。皆さんが仕事を辞めて、ある日突然無職になった時のお役に立てれば幸いです。

 

医者から突然プー太郎に

数年前のある日、僕は医師から無職のプー太郎になりました。なりたくてなった訳ではなく、もちろん首を切られた訳でもありません。無職になった途端、朝から本当に何もすることがなくなりました。前日までの激務が嘘だったかのように、朝起きた時から寝る瞬間まで、世界は閑散としていました。そして僕はすぐに新しい仕事を探さないことに決めたのです。せっかくのチャンスだからプー太郎を思いっきりエンジョイしてみようと思いました。

 

プー太郎生活で健康に

プー太郎になって、まず最初に考えたことは、健康な体を取り戻そうということでした。家の近くの市営プールで毎日2時間泳ぐことにしました。そして夕食後に2時間ほど夜の町を散歩しました。プー太郎になるまでは救急車の音しか聞こえて来なかったのですが、のんびり街中を歩いてみると、虫の声や風の音が心地よく聞こえてきました。

毎日の有酸素運動のおかげで体重は5kgくらい減って、睡眠も十分とることができるようになったため、不規則な生活で失いかけていた健康な体を取り戻すことができました。

 

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できることはなんでもやってみた

プー太郎になって自由な時間しかなくなったので、国内の有名な美術館巡りをしたり、いろんな神社に参拝しました。そして家族旅行などできることはなんでもやってみました。朝起きた時の日課は、朝イチでプールに行こうか?それとも車でどこかに出かけようか?それとも家でのんびり本でも読もうか?といった感じで、その日に何をするかを決めることでした。

世の中のみんな(プー太郎以外)が働いている時に、自由気ままに好きなことをできる憧れのプー太郎生活を満喫していたはずでしたが、僕はある日ふと気がついたのです。

 

「こんな生活を続けても、全然楽しくない」ということに。

 

仕事に縛られず、自分の好きなことを好きな時にできるということに、なぜか苦痛を感じるようになってきたのです。夕食を作ったり、洗濯をしたり、掃除をしたりする「家事」が一番の喜びになりました。やはり人間という生き物は、なんらかの仕事をしていないとダメになってしまうことを実感しました。人生の折り返し地点くらいで、無職のプー太郎を経験することができて、本当によかったかもしれません。

 

脱プー太郎

というわけで、思い立った僕はすぐに医師の転職サイトに登録し、「週4日勤務」「外来診療のみ」「当直なし」「病院からの呼び出しなし」といった条件を満たす勤務先を探しました。そして今勤務している田舎の病院にマッチングしたのです。

手術や救急対応など、それまでやっていた仕事はほとんどなく、本当にのんびりした田舎の病院ですが、毎日充実した日々を送ることができています。田舎で仕事をするのも全然悪くありません。どんなところでも”住めば都”というのは本当で、仕事も結構やりがいがあります。働くということは本当に素晴らしいことだと思います。間違っても「プー太郎」生活に戻ることは二度とないと思います。

 

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<本日のブッダの言葉>

何ものかを信ずることなく、作られざるもの(=ニルヴァーナ)を知り、生死の絆を断ち、(善悪をなすに)よしなく、欲求を捨て去った人、ーー彼こそ実に最上の人である。

『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より

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それではまた^ ^