🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

本当に幸せだなあって思う瞬間

僕の勤務している病院は、昼休みが1時間あります。ランチをしながら同僚と話をしたり、独りで黙々とスマホの画面と睨めっこしながらパンをかじったり、昼休みの過ごし方は人それぞれです。僕はというと、午前中の仕事を終えたら早々と自分で作ってきた弁当(前日夜の残りもの)を食べ、みんなが昼休憩に帰ってくるタイミングで着替えて病院の外へ散歩に出かけるのです。これはもう何年も続けている習慣です。

 

きっかけは、昼休みに休憩室で飛び交う「ゴシップネタ」でした。◯◯先生はめちゃくちゃな診療をしているとか、◯◯は仕事ができないとか、◯◯がクソみたいな人間だとか、その場に居ない人間の悪口や噂話が、次から次へとあちこちから湧いてくるのです。そんなネガティブでゲスな話を最初はじっと我慢して聞いていたのですが、とうとう我慢できなくなった僕は、ある日の昼休みに病院を飛び出したのです。

 

行くあてもなく歩き続けました。ちょうど一時間くらいで帰ってこれるところまで歩こうと思い、交通量の比較的少ない道を歩き続けました。昼間に病院の外へ出ることなんて今まで(忙しすぎて)できなかったので、普段見ることのない時間帯の景色がとても新鮮でした。そんな僕には、歩いている最中に蹴飛ばし続けるための石ころが一個あれば十分でした。

 

一年を通じて歩き続けると、四季の変化を感じることができます。民家の集落を通り抜けるときに、いつもの飼い犬たちとあいさつをするのも楽しみです。用水路に亀や鯉が泳いでいたり、田んぼのオタマジャクシがカエルに成長するのを観察することができます。もちろん田植えから稲刈りに至るまでの様子も楽しみです。ヘビが道に横たわっていてビックリすることもあります。仕事の日なのにこんな楽しいことができて、僕は本当に幸せな人間だなあって、散歩をしているといつもそう思うのです。

 

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<本日のブッダの言葉>

高尚な人々は、どこにいても、執着することが無い。快楽を欲してしゃべることが無い。楽しいことに遭っても、苦しいことに遭っても、賢者は動ずる色がない。

ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より

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それではまた^ ^