昨日の夜の話です。友人の30歳の誕生日をお祝いするホームパーティーを開きました。いつものメンバーが集まり、自分たちで持ちよった料理を食べながら各々好きなお酒を飲みました。いつも通りの音楽や映画を流しながら、いつも通りの話で盛り上がりました。僕たちはこの”いつも通り”を楽しむことが大好きなのです。
30歳を迎えたその友人に次のように尋ねられました。「もし、ぐるぐるねこ男さんが僕の年齢だったら何しますか?」と。その友人はまだ結婚していません。仕事は製造業で、会社の歯車になって毎日同じように働いているだけだと、いつもぼやいています。もし僕が30歳で独身だったら…僕は特に言葉を選ぶことなく反射的に話し続けました。
「そうだなあ、バーテンダーをしてみたいなあ。今すぐアディダスのバックに荷物を詰めて、リッツカールトンみたいな一流のホテルに押しかける。そして一流の人間が集まるバーで働かせてもらいたい」と。
見るからに一流のビジネスマンや、なぜそれほどまでお金持ちなのかよくわからない綺麗な女性、その場に似合わないラフな服装をしているのに妙に落ち着いていてシングルモルトを淡々と飲み続ける若い男性など、バーに自分の時間を求めて集まってくる人間にお酒を作り、その人たちの話に耳を傾ける。もし30歳で独身なら僕はぜひバーテンダーをしてみたいです。
僕より10歳以上も若いその友人のことを「若くて羨ましいなあ」と思っていました。でもその時ふと気がついたのです。将来60歳の還暦を迎える僕にとって、今の僕の”若さ”が絶対に羨ましいはずだということにです。未来の歳をとった自分から羨ましがられる今の自分。もっともっとリスクを冒してチャレンジできる年齢なんじゃないか?ってことに気がついた夜になりました。
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<本日のブッダの言葉>
(他人を)訓戒せよ、教えさとせ。宜しくないことから(他人を)遠ざけよ。そうすれば、その人は善人に愛され、悪人からは疎まれる。
『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
それではまた^ ^