自転車で走行中に対向車と衝突して救急搬送された僕の子供の交通事故に関し、加害者側の保険会社(JA共済)と過失割合についての話し合いが行われています。今回は話し合いでも折り合いがつかず、やむなく裁判になった場合はどうすればよいかについての話です。僕には損保ジャパンに勤務する友人(Y君)がいます。その友人とのメールのやり取りを、プロの生の声として紹介しようと思います。
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ねこ男:「Y君おはよう。相手の保険会社と過失割合で折り合いがつかない場合は、加害者と裁判するしかないのかなあ?」
Y君:「おはよう!そうだね〜、最終的には裁判という事になるね。その前に弁護士特約とか入ってる?自動車保険とかにつけてない?」
ねこ男:「特約つけていない(笑)でもいい勉強になるから裁判してみようかなあって思ってるの」
Y君:「なるほど。1番簡単なやり方は『少額訴訟』かな。訴額60万円以内なら一回の期日で終わる。費用も数千円。相手側が少額訴訟に応じる必要があるけどやってみる価値はある。相手側が少額訴訟に応じず通常訴訟に切り替えになったら『本人訴訟※』するしかないね。(※本人訴訟:弁護士など選任せず、当事者本人が訴訟を行うこと)
<少額訴訟の場合>
●メリット
・一回の期日で終わる
・訴訟費用がかからない
・判決を貰える(和解の時もある)
・ラウンドテーブルで裁判官を交えて話ができる
●デメリット
・控訴できない
・相手側も少額訴訟に応じる必要がある
・出廷する必要がある
・期日までに資料を全部用意しておく必要がある
<通常訴訟の場合>
●メリット
・結審するまで何度も後出しで証拠提出できる
・控訴できる
・尋問で相手側に話が聞ける(尋問があった場合)
●デメリット
・大体、弁護士が入る
・時間が超かかる(一年はかかる)
・相手側が弁護士だとなかなか大変
・本人訴訟だと期日ごとに出廷する必要がある(期日自体は1時間もかからない)
・結審前に尋問があり、当事者に極度のストレスがかかる
アドバイスとしては、弁護士の無料相談を活用して弁護士の見解を確認してみるのも良いかも。私の知っている先生ならいつでも話してみるよ。あと、相手の保険会社に過失割合の根拠を示してもらっても良いかも。なんとなくではなく、根拠を教えてと」
ねこ男:「(送られてきたY君の写真を見て)貫禄でたね!懐かしい(笑)すごく的確なアドバイスで助かります。みんなそれぞれ事情を抱えているから仕方ないよね。ありがとう。色々やってみるけどゴールが見えてきました」
Y君:「いつでも連絡下さいね〜」
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と、こんな感じでした。いろんなジャンルで活躍する友達がいると本当に頼もしいですね。僕のプロフィールに「人生は何歳からでも逆転可能なロールプレイングゲーム」と書いていますが、そのロールプレイングゲームを進める上で、もしかしたら”仲間探し”が一番重要なのかもしれません。という訳で、以前の記事『ドラクエの仲間探しのように』も読んでいただければ嬉しいです。また、この交通事故の件に関しては引き続き記事にしていこうと思っています。
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<本日のブッダの言葉>
愚かな者は、たとい毎月(苦行者の風習にならって一月に一度だけ)茅草の端につけて(極く少量の)食物を摂るようなことをしても、(その功徳は)真理をわきまえた人々の十六分の一にも及ばない。
『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
それではまた^ ^