昨日、アメリカ人の友人宅で行われたイースターに参加しました。イースターとは日本語では「復活祭」といって、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、3日目に復活したことをお祝いするという日なのだそうです。僕はクリスチャンではありませんが、いろんな友人とお酒を飲んで楽しみたいがために毎年参加しています。夜遅くまでシーバス・リーガルを飲みがら友人たちと話をしていたのですが、最近離婚して独り身になった30歳くらいの友人にこんなことを言われました。
「ぐるぐるねこ男さんは、ちゃんとした仕事と家庭があってホント羨ましいです。しかもお金も持っているし、今の人生にはなんの不満もないでしょ？（笑）」
お酒の席だったので、半分冗談で半分は本気だったと思いますが、僕はそれについて次のように答えました。
「僕は逆に君のポジションが羨ましいなあ。僕より10歳以上も若くて、しかも独身（離婚したので）。君は僕にない”時間”という財産を持っているし。僕にはちゃんとした仕事やお金はあるけど、君ほどの”時間”を持っていないんだ。もし君の年齢まで戻れるのであれば、自分の資産をもっと増やす自信があるし、無駄に浪費してきたこの10年以上の年月をすごく後悔しているよ」
すると隣で聞いていた僕よりもずっと年上の女性が、笑いながら僕たちの話に入ってきたのです。
「何を言ってるの？。ぐるぐるねこ男さんだって私よりも10歳以上若いじゃない。私もあなたのことをすごく羨ましいって思っているのよ。私がもしあなたの年齢に戻れたら、どんなに素晴らしいかって」
お酒の席での何気ない雑談でしたが、僕はとても大切なことに気がつきました。僕よりも年上の人から見れば、僕なんてまだまだ若くて何にでもチャレンジできるチャンスが残っているんだってことにです。残された自分の人生で考えてみると、今日という日が残りの人生の中で一番若い日になります。そんな気持ちで毎日を過ごせば、今までの自分の人生を振り返って後悔することなんて絶対に無くなります。とても大切なことに気づかされた僕自身の「復活祭」になりました^ ^
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＜本日のブッダの言葉＞
蜜蜂は（花の）色香を害わずに、汁をとって、花から飛び去る。聖者が、村に行くときは、そのようにせよ。
『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
それではまた^ ^
