🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男(医師)のゆる〜い日記

「がんばろう」ではなくて

近所に住んでいるアメリカ人の友人の話です。彼は日本語検定1級を取得すべく、かれこれ5年以上もチャレンジし続けてきました。1級に合格すると、彼の持っているアメリカでの資格を使って日本でも仕事ができるということで、日本語学校に通いながら勉強を頑張っていたのですが、残念ながら今回の試験も不合格だったようです。

 

試験結果を見てみると、特に”読解問題”の結果がひどくて、得点率は0%でした。彼はこの結果に対して大変怒っていました。「選択問題なのに0%なんて(確率的にも)絶対にあり得ない!」と。自分がどこを間違えたかなど、試験結果の詳細な内容は開示されないとのことで、彼はその点についてもひどく怒っていて弁護士に相談すると、お酒の席でヒートアップしていました。

 

日本語学校の先生は「とにかく次がんばろう」の一点張りだそうです。そしてそのお酒の席(彼の家でのホームパーティー)に居合わせた友人たちも「がんばれば絶対に合格できるよ」って彼のことを励ましていました。でも僕は、みんなが彼に言っている「がんばろう」という言葉にとても違和感を感じていました。

 

彼は日本語検定1級に合格するため、5年以上も学校に通って頑張り続けてきたのです。そして頑張ってきた結果、いつも”不合格”なのです。そんな彼に対して「次はもっとがんばろう」なんて、とても無責任でいい加減な発言ではないでしょうか。なので僕は彼にこう言ったのです。「日本語学校の先生に聞いてみてください。次はもっとがんばろうではなくて、試験に合格するために僕は何をしたらいいか、より具体的にやるべきことを教えてください」と。

 

「がんばれ」と言われるだけで結果を出せる人はいるかもしれません。でもそれは、それまで誰にも応援してもらえなかった人とか、たまたま運が良かっただけの人ではないでしょうか。頑張っても結果の出せない多くの人は、それまで頑張ってきたけど結果が出せないのです。そんな人に対して「(もっと)がんばれ」なんて、口が裂けても僕には言えません。

 

結果を出すためには何が必要で、何が足らないのかを正確に見極め、そこに最大限の努力をつぎ込むことが一番大切なのです。無計画に頑張るだけでは話になりません。そのアメリカ人の友人やその場にいた酔っ払いの人たちには届かなかったかもしれませんが、僕はいつもそうやってきて結果を出してきましたので、ご参考までに。

 

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<本日のブッダの言葉>

 心が安住することなく、正しい真理を知らず、信念が汚されたならば、さとりの智慧は全からず。

引用:『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より

 

自分の力で変えることのできないものに対して怒りをぶつけるよりも、自分自身を変えてしまう方が簡単です。長いものに巻かれろというわけではありませんが、成し遂げたいことがあるならば、自分をその環境に順応させることも必要なのです。それが心の安住につながることもありますので。

ぐるぐるねこ

それではまた^ ^