僕は常日頃から気をつけていることがあります。それは「しゃべりすぎない」ということです。子供の頃から人と話をすること自体少し苦手で、自分から他の人に話しかけるということはあまりなかったかもしれません。しかし僕はインドア派で内気な性格という訳でもなく、今までやってきた仕事やスポーツではどちらかというと中心的なポジションにいました。それなりに人前で（たまに数百人くらいの前で）話をする機会も多かったです。
大勢の前で話をするときはある程度話すことを決めているのでそれほど問題はないのですが、一番気をつけなければならないのは”一人の人に話しかけられた時”です。僕は基本的には人と話すことが苦手な方なので自然と”聞き役”に徹するようになるのですが、会話中に一瞬空気がシ〜ン…となってしまう時は、さすがに僕も何か会話を自ら搾り出さなければなりません。実はそういう時が一番危険なんです。
変な空気（シ〜ン…）を払拭しようとして「やばい...会話を続けなきゃ」とか「何か面白いことでも言わなきゃ（汗）」というような気持ちが反射的に湧いてきてしまいます。そういう時にかぎって人の悪口とか、普段内緒にしていることとか、さらには他の人に知られると都合の悪い自分のことをあっさりとしゃべってしまう傾向にあります。人間という生き物は相手にどう思われているかということがすごく気になる生き物なので、このような反射的な行動に出てしまうのかもしれません。
というわけで、僕は人と会話をする時はいつも「しゃべりすぎない」ように、自分にブレーキをかけながら会話の安全運転を心がけているのです。まあでも自分で考えているほど周りの人は僕のことなんてなんとも思ってはいないでしょうが、昔から「口は災いの元」って言われているくらいなので、先人の教えはこれからも守っていこうと思います^ ^
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＜本日のブッダの言葉＞
賢者が精励修行によって怠惰をしりぞけるときには、智慧の高閣に登り、自からは憂い無くして（他の）憂いある愚人どもを見下す。ーー山上にいる人が地上の人々を見下すように。
引用：『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より
見下すって「みおろす」って読みます。決して人々を見下（みくだ）してはダメですよね。僕も智慧の高閣に登れるように毎日精進します^ ^
それではまた^ ^
