🌀ぐるぐるねこ男ブログ🌀

ぐるぐるねこと一緒に暮らしている男の雑記ブログです。週2回(月・木)更新中🎵

友人を殺めそうになった話

この季節になると大学生の頃、一番仲のよかった友人Kのことを思い出します。僕は、とある大学の某学部(偏差値は高め)に通学していたのですが、学生時代の多くの時間をその友人Kと過ごしました。彼は非常に優秀で、大学での成績は常にトップクラスでした。香川県の名門・高松高校出身で、高校時代もずっと学年トップだったようです。僕はどちらかと言えば落ちこぼれでしたが、なぜかKとは馬が合ったみたいで、試験の前になるといつもKに呼び出されて一緒に勉強をさせられていました。(感謝です)

 

アルバイトのない日はよくKの家でテレビゲームをして遊んでいました。朝までカラオケとか、朝までエヴァンゲリオン(録画鑑賞)などなど、学生らしい生活を送っていました。品行方正の人格者で、誰にでも優しく、同級生のみんなから慕われていたKですが、そんな彼を僕は殺めそうになったことがあるのです。

 

それはちょうど今くらいの季節で、Kを含めたいつもの友人グループで山登りをした時のことです。その日は天気も良く、最高の登山日和でした。すれ違う他の登山客と笑顔で挨拶を交わしながら、山頂を目指して歩きました。おいしい空気を胸いっぱいに吸って、最高の景色を眺めながら食べた弁当は忘れることができない思い出です。

 

そして下山中にその事件が起きました。「この時期、花粉症の人ってほんと大変だよね」という話をしていた時にちょうどスギ林に通りかかったのです。僕は悪ふざけで「こうやってスギの木を蹴ったら花粉症の人ってめちゃくしゃみ出るのかなぁ(笑)」って目の前のスギの木を思いっきり蹴ろうとしました。

 

その瞬間です。突然僕の背後から腕を鷲掴みされ、とんでもない力で後方に吹き飛ぶような力で引っ張られたのです。それは後方から軽自動車に衝突されたような衝撃でした。驚いた僕は振り向きました。するとそこには鬼の形相をしたKが僕の腕を力いっぱい握ったまま仁王立ちしていたのです。そして彼にこう言われました。

「その木蹴ったら、僕死ぬかもしれないから」と。

 

後で聞いた話ですが、Kは重度の花粉症だったようです。アナフィラキシーショックまでは起こしたことがないようですが、さすがにスギ花粉の大量のシャワーを浴びると命の保証がないレベルだったとか…。僕は花粉症とは無縁の人間ですが、この時期になるといつもそんなKのことを思い出すのです^ ^(元気にしてるかなぁ?)

 

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<本日のブッダの言葉>

 けがれた汚物を除いていて、戒律をまもることに専念している人は、自制と真実とをそなえているから、黄褐色の法衣をまとうのにふさわしい。

引用:『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村 元 訳より

ぐるぐるねこ

それではまた^ ^